広島・小園海斗

 16日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース年末大反省会SP』に出演したプロ野球ニュース解説者たちが広島・小園海斗の起用法について言及した。

 高木豊氏は「こういう選手は一つのポジションに固定してできれば使いたいですよね。佐々木泰が入ってサードからショートになる。菊池が休んだ時はセカンドに行くとか、こういう使い方で小園はいいのかなと僕は疑問に思いますね」と自身の見解を述べた。

 これを受けて、谷沢健一氏は「どこのポジションが良いと思う」と振ると、高木氏は「ショートじゃないですかね」と話した。

 一方、真中満氏は「守備はどっちでもいいですけど、ショートで打てる方がチームにとって助かるんですよ。サードはある程度守れることがあるので、小園にはショートで頑張ってもらって、サードはちょっと状態の良い選手とか、長打力のある選手が起用できるとチームとしても打線が良くなるのかなと思いますね:と分析。

 大矢明彦氏は「自分はバッティングをあれだけ努力して、際どいところも拾って打てるようになって、技術的にはものすごく成長した選手。使われるポジションは自分で決められない。そういう意味でも、与えられたところでこれだけ打ったのはすごい評価してあげないといけない」と小園を思いやった。

さらに佐伯貴弘氏は「今年小園選手の確率、やっと本来の力を見せてくれたのかな。あれだけ複数のポジションを守ってこの成績を残せるわけですし、得点圏打率の高さですよ。カープが最下位に沈まなかったのも小園選手がいてくれたかなと思いますね」と評価した。

 小園は首位打者(.309)、最高出塁率(.365)の打撃二冠もベストナイン受賞ならず。ゴールデングラブ賞でも、サードで70試合、ショートで57試合、セカンドで26試合と、三井ゴールデン・グラブ賞の選考基準である『チーム試合数の1/2以上1つのポジションの守備についていること』に、どのポジションにも当てはまらず、選考対象にならなかった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』

もっと読む