24年セ・リーグ首位打者の当時DeNAのタイラー・オースティン

 今季セパ合わせて3割打者は3人で、3割を打つのが難しくなっている。3選手とも日本人で、助っ人外国人は今季3割打者はいなかった。一昔前は打線の軸になることの多かった外国人打者だが、2020年以降30本塁打を放った助っ人は今季32本塁打を放った日本ハム・レイエスのみと外国人野手冬の時代に突入している。一方で、3割を打っている外国人野手はいたのかーー。今回は各球団最後の外国人野手“3割打者”を見ていきたい。

 セ・リーグは2020年代に24年に当時DeNAのオースティンが.316をマークし首位打者に輝けば、ヤクルト・サンタナが同年打率.315。ただ、20年代で3割を記録した外国人がいた球団はDeNAとヤクルトの2球団のみ。

 2010年代に中日、巨人、阪神が3割を打った外国人野手を輩出したが、パ・リーグでは2010年代後半でも3割を打った外国人野手を輩出した球団はなく、最も早くて14年のソフトバンク。次いで13年のオリックス。いずれも李大浩が打った記録だった。

 なお、最も12球団で外国人選手の3割打者から遠ざかっているのは、日本ハムの04年となっている。

【各球団最後の外国人野手3割打者】

▼ 阪神

.338 マートン(2014年)

▼ DeNA

.316 オースティン(2024年)

▼ 巨人

.315 マギー(2017年)

▼ 中日

.319 ビシエド(2019年)

▼ 広島

.306 アレックス(2008年)

▼ ヤクルト

.315 サンタナ(2024年)

▼ ソフトバンク

.300 李大浩(2014年)

▼ 日本ハム

.305 セギノール(2004年)

▼ オリックス

.303 李大浩(2013年)

▼ 楽天

.332 リック(2008年)

.301 フェルナンデス(2008年)

▼ 西武

.319 ヘルマン(2013年)

▼ ロッテ

.300 フランコ(2005年)

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