巨人から日本ハムに現役ドラフトで移籍した菊地大稀(C) Kyodo News

 日本ハムは現役ドラフトで“ピンポイント”補強した。

 日本ハムはチーム救援防御率2.45ではあるが、田中正義、齋藤友貴哉、玉井大翔、柳川、河野竜生、宮西尚生、上原健太など、その時々で調子の良い投手を勝ちパターンで起用し、絶対的な勝利の方程式が確立されていなかった。

 その中で、巨人から菊地大稀を現役ドラフトで指名。菊地は21年育成ドラフト6位で巨人に入団し、22年に支配下登録されると、23年には50試合に登板。24年はファームで36試合に登板して、防御率1.00の成績を残すも一軍登板がなく、育成選手に。今季途中に再び支配下選手となり、一軍で7試合に登板して、防御率1.80だった。

 光るのは奪三振率の高さ。今季一軍で7試合・10回を投げ16奪三振、奪三振率は14.40。ファームで50回を投げ54奪三振で奪三振率は9.72だった。菊地は一軍での通算奪三振率は10.99と驚異的な奪三振率だ。

 直近2年はファームで安定した投球を見せながらも、なかなか一軍での登板チャンスが訪れなかった。新天地で一気にブレイクする可能性を秘めている右腕に注目だ。

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