今季二桁勝利を達成した投手は、セ・パあわせて14人。そのうち外国人投手の二桁勝利はソフトバンク・モイネロの12勝、DeNA・ジャクソンの10勝の2人だった。00年代にはバンチ、パウエル、グライシンガー、10年代にはホールトン、メッセンジャーといった助っ人投手たちが最多勝を受賞したが、20年以降外国人投手の最多勝受賞者はいない。ここでは、各球団最後の二桁勝利を達成した助っ人外国人を見ていきたい。
西武は22年にエンスが10勝をマークしたが、各球団2020年代に二桁勝利を達成した外国人投手が少なく、最後の助っ人外国人2桁勝利は阪神、巨人、中日、広島、ヤクルト、日本ハム、ロッテが2010年代後半だった。
そんな中で、金子千尋、山本由伸といった球界を代表するエースを輩出したオリックスは最後に2桁勝利を達成した外国人は2006年のデイビー。楽天は岩隈久志、田中将大、則本昂大といったエースがいたが、05年に球団が誕生してから二桁勝利を達成した外国人投手がいない。
【各球団最後の助っ人外国人の二桁勝利】
▼阪神
11勝 メッセンジャー(2018年)
▼DeNA
10 ジャクソン(2025年)
▼巨人
14 マイコラス(2017年)
▼中日
13 ガルシア(2018年)
▼広島
11 ジョンソン(2019年)
▼ヤクルト
10勝 ブキャナン(2018年)
▼ソフトバンク
12 モイネロ(2025年)
▼日本ハム
10 マルティネス(2018年)
▼オリックス
10 デイビー(2006年)
▼楽天
該当者なし
▼西武
10 エンス(2022年)
▼ロッテ
13 ボルシンガー(2018年)