アスレチックスに加入したジェフ・マクニール(写真=Getty Images)

◆ アロンソ&ニモに続き、生え抜き野手と決別

 現地時間22日、ニューヨーク・メッツはアスレチックスとのトレード成立を発表。ジェフ・マクニール内野手(33)を放出し、ヨーダン・ロドリゲス投手(17)を獲得した。

 マクニールは2013年のドラフトでメッツに入団し、2018年にMLBデビュー。2019年には打率.318、23本塁打、OPS.916とキャリアハイの活躍を収め、オールスターゲームに初選出された。2022年にはナ・リーグトップの打率.326を記録し、シルバースラッガー賞を獲得。2023年にはアメリカ代表としてWBCにも参戦した。

 守備では二塁を中心に三塁、外野も守り、メッツ一筋8年間で通算打率.284、OPS.779をマーク。2023年開幕前に4年総額5000万ドルの延長契約を結んだが、今季は122試合で打率.243、12本塁打、OPS.746という成績に終わり、契約最終年を前に放出されることとなった。

 今オフのメッツは主砲ピート・アロンソがFAとなってオリオールズに、11月には2030年まで契約が残っていた生え抜き外野手ブランドン・ニモもレンジャーズにトレード移籍。二塁手のマーカス・セミエンを獲得したため、マクニールも放出候補として見られていた。主力野手の相次ぐ流出により、2021年加入のフランシスコ・リンドアが現在の40人枠内における最古参選手となっている。

 なお、アスレチックスは新人王に輝いたニック・カーツ、同投票2位のジェイコブ・ウィルソンら若手の多い打線に経験豊富なベテランを補強。マクニールの来季年俸1575万ドルのうち575万ドルの金銭をメッツから受け取り、同年俸で2027年の契約オプションも含まれている。

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