広島・森下暢仁 (C)Kyodo News

 16日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース年末大反省会SP』に出演した笘篠賢治氏、真中満氏、野村弘樹氏が広島・森下暢仁について言及した。

 森下はプロ6年目の今季、22試合・152回1/3を投げ、防御率2.48も打線の援護に恵まれなかったことに加え、開幕からエース級と投げ合う登板が多かったため、6勝14敗と黒星が先行した。

 笘篠氏は「開幕投手に当ててそこから何勝できるかなという時に、どこかで1度抹消して、ローテを変える。僕は落とすのも遅いと思ったんですよ。エース同士の戦いの中で敗れる。なんとか打ち破っていけという気持ちが監督にあったと思うんですけど、1年間トータル森下をノらせて上げるためには、どこかで1回抹消して、ローテを再編成するのが遅かったというかできなかったのかなと思いますね。監督やったことがないからわからないですけど」と、金曜日のローテーションで先発させ続けたことを疑問に感じた様子。

 監督経験のある真中氏は「その考えも1つ出ると思うんですけど、ローテーションをしっかり守っていくと詰めたり難しい状態もあると思う。前後のピッチャーとかで、たまたま(エース同士の投げ合いが)重なっちゃった。難しい部分はあるのかなと思います」と指摘した。

 現役時代は横浜のエースとして活躍した野村氏は「結局、タイガースの村上と投げ合って苦しんだ部分もあるので、ただエースとして今シーズン送り出した新井監督の気持ちもわかるし、ローテーション、毎週金曜日に投げるのが開幕投手でありエースだと思うので、今年苦しんだんですけど、さらに良い経験したと思いますね。強くなった森下を来年また見たいですね」と、来季以降の巻き返しに期待した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』

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