米国代表入りを表明したブライス・ハーパー(写真=Getty Images)

◆ “ドリームチーム”に元MVPの強打者が加入

 現地時間23日、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー内野手(33)が2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にアメリカ代表として参戦することを発表した。

 この日、ハーパーは自身のインスタグラムにて、代表ユニフォームを身に纏ったイメージ画像とともに「15歳の時に初めてこの色を胸に刻んだ。唯一無二の感覚だった。アメリカ代表としてWBCに参加することを発表できてとても興奮している」と投稿。2023年の前回大会でも代表入りを表明したが、右肘の手術により出場辞退を余儀なくされていた。

 通算363本塁打、シルバースラッガー賞4度の実績を誇るハーパーは2010年のドラフト全体1位指名でナショナルズに入団。2012年に19歳の若さでMLBデビューを飾り、同年の新人王に輝いた。2015年にはナ・リーグトップの42本塁打・OPS1.109と自己最高の成績を収め、MVPを満票受賞。フィリーズ加入後の2021年には自身2度目となるMVP受賞を果たし、今季は132試合に出場して打率.261、27本塁打、75打点、OPS.844という成績でチームの地区連覇に貢献した。

 アメリカ代表は今季ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジや、両リーグの本塁打王に輝いたカル・ローリーとカイル・シュワーバー。投手陣ではタリク・スクバルとポール・スキーンズのサイ・ヤング賞コンビを中心に、錚々たるメンバーの参戦が内定。これまで空席だった一塁に、MLB屈指のスーパースターが加わった。

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