巨人を自由契約になったカイル・ケラー (C)Kyodo News

 今オフ、DeNAを自由契約になったアンドレ・ジャクソンがロッテ、中日を自由契約になったウォルターズがヤクルトへ移籍するなど、自由契約になった助っ人外国人たちが国内他球団への移籍が発表されている。また、中日を自由契約になったチェイビスがレッズとマイナー契約、巨人を自由契約になったフォスター・グリフィンがナショナルズに移籍を決めた。

 日本で実績がありながら、移籍先が決まっていない助っ人の自由契約組もいる。ケラーがそうだ。ケラーは、阪神時代の2年目の23年に27試合に登板して防御率1.71も自由契約。24年から巨人に加入し、1年目の昨季は52試合に登板して20ホールド、防御率1.53とリーグ優勝に貢献した。今季は外国人枠の関係もあったが、45試合に登板して6ホールド、防御率3.11だった。

 楽天を自由契約になったハワードは故障で離脱することが多かったが、9試合・48回2/3を投げて、5勝1敗、防御率2.22と故障がなければ、エース級の働きを見せることができるのは証明済みだ。

 阪神を自由契約になったデュプランティエは、来日1年目の今季、開幕から安定した投球と高い奪三振力で、他球団の打者を圧倒。15試合・90回2/3を投げ、6勝3敗、奪三振はイニングを上回る113、防御率1.39と抜群の安定感を誇った。ソフトバンク、DeNAなど移籍候補先が報道されているが、正式な移籍発表はされていない。

 野手では巨人を自由契約になったヘルナンデスもそうだ。巨人に途中加入した昨季、56試合に出場して、打率.294、8本塁打、30打点でリーグ優勝に貢献した。さらなる活躍が期待された今季は52試合の出場にとどまり、打率.211、2本塁打、8打点に終わった。ファームでも打率.220に終わったが、昨季は交流戦で結果を残している。

 国内球団から声が掛かるのか、それとも活躍の舞台をアメリカ、さらには韓国、台湾といった場所に移すのか。今後の動向に注目だ。

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