◆ 交渉期限迫るスラッガーに3球団が興味
巨人からポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指す岡本和真内野手(29)に対し、サンディエゴ・パドレス、ピッツバーグ・パイレーツ、ロサンゼルス・エンゼルスの3球団が興味を示しているようだ。現地時間28日、フランシス・ロメロ記者が報じた。
同記者は前日27日の時点で「契約に関して差し迫った動きはない」としながらも、獲得候補と見られる3球団を挙げた。パドレスはマニー・マチャドが正三塁手を務める一方、元首位打者のルイス・アラエスがFAとなったことで一塁が空席に。一塁での起用が予想されるジェーク・クロネンワースやギャビン・シーツ、韓国球界から加入の宋成文はいずれも左打者である上、他ポジションでの起用に適していることから、岡本が補強ポイントに合致するという。
パイレーツは長らく岡本への関心が報じられ、未だ三塁のレギュラーが不在。これまでにブランドン・ロウとライアン・オハーン、今季オールスター選出の強打者2人を加えるなど、積極的なオフシーズンを過ごしている。また、エンゼルスも故障続きのアンソニー・レンドンに代わる三塁手の補強を狙っているようだ。
一足早くポスティング申請を行った村上宗隆は交渉期限の直前にホワイトソックスと2年総額3400万ドルで契約。今井達也は日本時間1月3日、岡本と高橋光成は同1月5日の午前7時が交渉期限となっている。
岡本は2014年のドラフト1位指名で巨人に入団し、2015年にデビュー。2018年に史上最年少で30本塁打・100打点を記録すると、同年から6年連続で30本塁打以上をマークし、本塁打王に3度輝いた。2023年には侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献。NPB通算1074試合に出場して打率.277、248本塁打、717打点、OPS.882という成績だった。