北村拓己

 ヤクルトから戦力外通告を受けた北村拓己が30日、自身のインスタグラムを更新し「引退します。」と発表した。

 北村は「常に野球のことを考えながら生きてきました。引退することを決めた時、そういった思いが頭から消えてどこかすっきりした気持ちになり、もう練習しなくていいんだって、ちょっと嬉しさを感じました。それくらい野球に真剣だったし本気だったってことを改めて感じました」と率直な思いを告白。

 「テレビの放送であったとおり、オイシックスさんからありがたいことにオファーをいただき、現役を続ける選択肢もありましたが、密着をしていただいている中で何度も自分と向き合った結果、小さな頃から憧れだったプロ野球で終わりたいという気持ちになり引退を決意しました」と、引退の決断に至った経緯を説明した。

 「また、巨人からもフロントのお話を頂き、一度球団を出た自分をずっと気にかけてくださったこと。本当に感謝しています」と感謝を綴った。

 「最後に野球を通して出会えた全ての方に感謝します。本当にありがとう。」と締め括った。

 北村は17年ドラフト4位で巨人に入団。20年に57試合に出場して、プロ初安打を含む2本塁打、10打点、打率.227の成績を残し、21年にはシーズン自己最多の23安打、4本塁打、11打点をマーク。23年オフに現役ドラフトでヤクルトに移籍し、今季はシーズン自己最多の62試合に出場したが、打率.190、3本塁打、7打点。投手としても2年ぶりに登板した。

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