アストロズに加入した今井達也(写真=Getty Images)

◆ 「ワールドチャンピオン目指して頑張りたい」

 西武からポスティングシステムを利用してヒューストン・アストロズに加入した今井達也投手(27)が現地時間5日、本拠地ダイキン・パークで入団会見を行った。

 今井はチームカラーであるオレンジのネクタイを取り入れたスーツ姿で登場し、背番号「45」の白いユニフォームをお披露目。いきなり“What’s up, H-town?”(ヒューストンのみんな、元気か?)と挨拶し、「今井達也です。ワールドチャンピオンを目指す準備はできています。レッツゴー・ヒューストン!ありがとうございます」と英語で続けた。

 アストロズ入りを決めた理由については「沢山オファーいただきましたけど、その中で一番評価していただいた。僕をこのチームで優勝したい、ワールドチャンピオンになりたいという気持ちに一番させてくれたチームだったので」と明かした。また、メジャーへの適応に関しては「投球間隔も短いですし、時差が日本は無いので。そういうところの対応が1年目大変だと思いますけど、色んなことを勉強して、慣れて、一日でも早くチームに溶け込める風にしていきたいと思います」と話した。

 西武時代の指揮官で、アストロズOBでもある松井稼頭央氏との関係について問われると、「もし稼頭央さんがヒューストンに来ていただけるのであればすごく嬉しいです。でも彼はゴルフが好きなので、ゴルフをしに来る可能性の方が高いかなと思っています」と冗談交じりに返答。さらに、2024年途中に在籍していた菊池雄星(エンゼルス)からはSNSを通して「おめでとう」、「僕もヒューストンに行ったことがあるので分からないことはいつでも聞いてくれ」とメッセージを受けたことを明かし、「本当に心強い先輩です」と感謝を伝えた。

 今年3月に開催されるWBCついては、「今のところ出る予定はないです」と明言。「忙しいっていうだけですね。とにかく1年目なので。もちろん家族のこともありますし、優先順位というか。家族の安全というか、そういうのも守っていかないといけないですし。そういうことを優先していった上で、今回は出る方向ではない形ですね」と続けた。

 この日の朝にはインスタグラムを通じ、通算227セーブの守護神ジョシュ・ヘイダーからも連絡があった。「『ようこそ、ヒューストンへ』という感じでメッセージもくれて。『困ったときはいつでも電話してくれ』って電話番号まで送ってきてくれたんですよ、160キロくらい(の豪速球のような早さ)で。なので160キロぐらいで返したいなと思いました」と話し、会見場に笑いを生んだ。

 期限ギリギリまで移籍先が決まらなかった45日間の交渉期間については「本当にメジャーでプレーできるのかっていう、契約が決まるまでは不安も凄くありまして、寝れない日もたくさんありました」と振り返りながらも、「ポスティングを承認してくださった西武ライオンズだったり、シーズン中どんな時も味方でいてくれた家族のみんなだったり。交渉にあたって色々サポートしてくださったスコット(・ボラス代理人)はじめ、ボラス社の方々にもすごく感謝している。そういう方のためにも、ぜひワールドチャンピオン目指して頑張りたいなと思っています」と前を向いた。

 背番号「45」を選んだ理由については「(西武時代に着用した)48が空いてなかったっていうのはありますし。僕が目標とするというか、こういうピッチャーになりたいなっていうのがゲリット・コール投手(ヤンキース)とザック・ウィーラー投手(フィリーズ)なので。偶然にも、お二方とも背番号45番ということもあったので、そういう選手に肩を並べられるぐらいの選手を目指したいなっていう意味で選ばせていただきました」と説明した。

 新たな舞台での挑戦に向け、「スコットにもよく『日本でやってきたことをそのまま変えずにやってくれ』、『タツヤのままでいてくれ』っていう風には言われましたし。僕は実績もあまり無いですし、もちろんメジャー経験も無いですしっていう立場なので。とにかくチャレンジャーというか、失うものは何も無いので、ただただ沢山良いバッターに攻めて攻めてというか、強気で行けるピッチングが持ち味だとも思っていますし。そういうピッチングをヒューストンのファンの方にお見せできればと思っています」と意気込み、会見を終えた。

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