「変化球に頼らず、真っ直ぐを磨くというのが高校3年間やってきたことなので、真っ直ぐをとにかく磨き続けました」。
ロッテのドラフト3位・奥村頼人(横浜高)は、高校時代に“ストレート”を磨いてきた。
ストレートは「コントロールもすごくできる球で、右左関係なくインコースに投げられるのが自分の武器だと思います」と自信を見せ、プロの舞台でも「スピード以上に見えるスピードというか、矛盾してしまうんですけど、打席に立たないとわからない真っ直ぐの魅力があるというのが自分の特徴だと思うので、そういう部分をさらに磨いていきたいと思います」と決意を述べた。
「特徴である独特の真っ直ぐと、真っ直ぐを活かすために真っ直ぐをより良くするための動きを取り入れながら、研究してフィードバックして、もっとこうすれば良くなるんじゃないかというのを日々考えながら。キャッチボールだけじゃなくて、日頃のトレーニングだったり、そういう部分から繋げようと思ってやっています」と、意識を高く持ってトレーニングに励む。
ストレートのスピードに関しては、質の高いストレートを投げることを意識する中で、結果的に球速がアップすれば良いというのが現時点での考え。球速を伸ばしていこうということは、考えていないようだ。
自身が思い描く、理想のストレートはどういったボールなのだろうかーー。
「唯一無二の真っ直ぐなので、誰かのようになりたいというよりかは、新しい真っ直ぐを投げられるように。新球種とかではないですけど、自分らしい真っ直ぐを磨いていければいいなと思います」。
変化球は映像を見ると、右打者に投げるチェンジアップがかなり良い。「変化球はあまり自信を持っていないんですけど」と話しながらも、「チェンジアップが一番自信を持っています」とのこと。
また、映像を見ると一塁の牽制が非常に上手い。「牽制にも自信がありますし、牽制だけでなくフィールディング全般に自信があるので、そういったところも磨いていきたいと思います」と、将来的には投手部門でのゴールデン・グラブ賞受賞にも期待したいところ。
プロ野球選手となり、ファンをワクワクさせる立場になった。「幼い頃、プロ野球を見ていてすごくワクワクしたりとか、自分もこういうふうになりたいというのが鮮明に覚えているので、次はそういうふうに思ってもらえるピッチャーになりたいと思います」。プロの舞台では、「息の長い選手になれるように頑張りたいと思うので、コツコツ積み重ねられたらいいなと思います」と、一歩ずつ階段を登っていく。
▼ 奥村頼人
背番号:40
生年月日:2007年9月8日生
守備位置:投手
身長 / 体重:179センチ / 83キロ
投 / 打:左 / 左
経歴:横浜高-ロッテ(ドラフト3位)
取材・文=岩下雄太