ファーストミットで守備練習するロッテ・山口航輝(撮影=岩下雄太)

 ロッテの山口航輝が13日、ZOZOマリンスタジアムで自主トレを公開し、今季ファーストで勝負していくと明言した。

 山口は年明け、ZOZOマリンスタジアムで行っている自主トレでは、ファーストミットでキャッチボール、ノックを受けていた。この日も室内練習場でファーストミットでキャッチボールとノックを行った。自らの意志でファーストで勝負したいことを伝えたという。

 ファーストで勝負したいと思った理由について、「自分の中で調べてないのでわからないですけど、外野もファーストも同じくらいの守備機会があったのかなという中で、ファーストの方が自信を持って守れているのかなと思う」と説明。

 「あとはコミュニケーションが内野だと取りやすいと思う。また、切り替え方も大事だと僕は思っている。外野になるとポツンとなって、切り替えるのが難しかったり、ファーストにいれば、声掛けであったり、横との連携、だいぶ細かい連携もあると思うので、僕はそっちで勝負して、もしダメでも納得いくんじゃないのかなと思いました」。

 山口は昨季終了時点で一軍通算では外野で166試合、ファーストでは143試合出場している。昨季はファーストが9試合、外野での出場が7試合だった。23年4月8日の楽天戦、3-1の5回無死一塁で炭谷銀仁朗(現西武)の一塁横の打球をダイビングキャッチで捕球し、二塁へ送球しアウトにした守備や、同年6月4日の阪神戦、0-0の3回無死走者なしで木浪聖也が放った一塁線の強烈なゴロをダイビングキャッチし一塁ベースを踏んでアウトにしたプレーなど、非常に上手だった。

 山口はファーストの守備について「外野よりはちょっとできるんじゃないかなと思っています」と自己分析した。

 昨年の自主トレは「まず自分が追い込みたかったのも1つありますし、妥協できない環境を作って、やるしかないという環境のもとで、トレーナーをつけました。高校から見てもらっている人なので、キツイ練習することはわかっていた。いい練習ができたと思いました」と並々ならぬ決意をもってハードなトレーニングを積んできたが、今年も「トレーナーをつけてずっとやっているので、トレーニング自体はハードにやっています。ランニングも昨日もやってきたので、今もめちゃくちゃ筋肉痛です」と変わらず、自分自身を追い込んでいる。

 ファーストで勝負する今季、レギュラーを争うライバルにネフタリ・ソトがいるが、「ソトは実績もあってすごいバッターとわかるんですけど、絶対に負けたくない気持ちで取り組んで行けたらいいなと思います」とキッパリ。昨年4打席連続本塁打を放ったように、そのパワーは誰もが認めるところ。継続して活躍した先に、レギュラーが見えてくる。今季こそ、ポジションを掴み取りたい。

取材・文=岩下雄太

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