FAのカイル・タッカー(写真=Getty Images)

◆ 強豪3球団による獲得レースが加熱

 シカゴ・カブスからFAとなっているカイル・タッカー外野手(28)の争奪戦が本格始動となりそうだ。これまでにトロント・ブルージェイズ、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツの3球団と面談を行ったと現地時間12日、MLB公式サイトが報じている。

 かねてよりブルージェイズは移籍先の有力候補として噂され、タッカーも昨年12月にフロリダ州ダニーデンの球団施設を見学。2度目の接触があったかは不透明であるものの、岡本和真に続く打者補強の本命として獲得に積極的な姿勢を見せている。

 そして、今回新たにドジャースとメッツによる面談が明らかとなった。ブルージェイズからは長期契約のオファーが見込まれている一方、ドジャースとメッツは短期間・高年俸での契約を狙っているようだ。

 ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャースは左翼手として昨季のチーム最多出場だったマイケル・コンフォート、キケ・ヘルナンデスが今オフ揃ってFAに。守備力の低下が取り沙汰されるテオスカー・ヘルナンデスの起用法も含め、外野陣の再編に向け動いている。

 また、戦力の入れ替えを進めるメッツはマーカス・セミエン、ホルヘ・ポランコらを獲得しながら、ドラフト入団からの生え抜き野手たちを放出。ブランドン・ニモが抜けた外野の一角で、ピート・アロンソの後釜となり得る強打者は補強にうってつけの存在と言えるだろう。

 タッカーは2018年にアストロズでMLBデビューを飾り、通算147本塁打をマーク。2022年のワールドシリーズ制覇に貢献し、翌2023年にはア・リーグ最多の112打点を挙げた。昨季オフにカブスへトレード加入し、昨季136試合で打率.266、22本塁打、25盗塁、OPS.841を記録。4年連続でオールスターゲームに選出され、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞1度の実績を誇る。

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