ロッテ・秋山正雲(撮影=岩下雄太)

 ロッテの秋山正雲は、今年もブレずに“ストレート”にこだわって自主トレに励んでいる。

 昨季終盤、磨いてきたストレートは「自分が投げる質は理想に近づいている。あとはどこに投げるのかだけ気にしています」と好感触を掴んでいたが、現在求めているストレートは「細かいことですけど、手首の角度が良いのか悪いのかがはっきりしているので、安定して投げられるようにというのを意識しています」とのこと。

 24年はファームで30試合・42回2/3を投げ防御率6.12だったが、昨季は「今までは1年間の中でいい悪いが激しかったんですけど、今年(25年)は悪くても最低限の投球ができたり、波が少なくなったのが要因かなと思います」と、17試合・43回を投げ、防御率2.51だった。

 手首の角度は、好不調の波が小さくなったことにも関係しているのだろうかーー。

 「繋がるとは思いますけど、そこまで大きくないかなと思いますね。そんなにリリースはあまり意識していなかったので、関わりますけど、大きく左右されることではないかなと思います」

 では、昨季好不調の波が小さくなった要因はどういったと部分が関係していたのだろうかーー。

 「自分の中でこれをやっておけば大丈夫、安心材料を持てる練習があったので、それをやっていた結果だったと思います」。

 具体的に「バランスボールを持って並進をしたり、投げることではないですけど、体の使い方の練習をしていた結果ですね」と説明した。

 変化球では、「スライダーは良くなったと思います」と自信を掴む。「空振りも取れますし、スライダーで空振りとファウルとでカウントを取る、その3種類の投げ分けができる。その配球もできるようになったので良くなったのかなと思います」。

 今年でプロ5年目。ドラフト2位・毛利海大投手(明治大)、育成ドラフト3位・杉山諒外野手(愛知学院大)と、同い年の大卒ルーキーがプロ入りした。同学年の選手が入ってきたが、「結局、自分次第というのを一昨年から去年にかけてわかりました。同級生の毛利とかに勝たないといけないですけど、結局は自分になるので、そこまで意識してはやっていないですね」と、矢印を自分に向けて練習している。

 「自分の立場的にキャンプの初日からアピールしないといけないので、そこに合わせてやっている感じです」とこの日は、ロッテ浦和球場でキャッチボール、ブルペンで捕手を立たせて投げ込みなどを行った。

 2月1日の春季キャンプに向けて、「シーズンに合わせてというよりは、そこ(2月1日)に合わせて体の調子もそうですし、ボールも良いところを見せられたらなと思います」と意気込み、「最終的には支配下になって一軍で投げられればなと思っています」と、支配下選手登録を勝ち取ることを誓った。

取材・文=岩下雄太

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