室内練習場でノックを受けるロッテ・松石信八(撮影=岩下雄太)

 「守備とかは感覚的に良くなってきていますし、バッティングも掴んだじゃないですけど、良い感覚はありますね」。

 ロッテの育成3年目・松石信八は充実のオフを過ごしている。

 「雰囲気自体はいつも自分声出しているから変わらない感じがしましたが、練習がめちゃくちゃキツかったなというのはあります」とハードだった昨年11月に行われた都城秋季キャンプをこのように振り返り、「11月は休むじゃないですけど、地獄のキャンプがキツすぎたので、体を休めて12月から全体的にトレーニングを積んでいました」と明かした。

 打撃面では昨季、“タイミングの取り方”で試行錯誤した1年となったが、「最終的にキャンプ、最後ちょっと掴めはしましたけど、シーズンも掴んだと思ったら違って、今回は掴んだと言ってもまた始まったら変わるかもしれないですね。その時にあったものを見つけられれば」と都城秋季キャンプで、自身の感覚に合ったタイミングを発見。

 迎えたシーズンオフのトレーニングでも、「変えることなく、継続して続けています。これで春に挑戦してどうかなという感じですね」と一定の手応えを掴む。

 プロ入りから“タイミングの取り方”について、サブロー監督(当時二軍監督)、打撃コーチなど、たくさんアドバイスをもらってきた。それは自身の引き出しになっているのだろうかーー。

 「教えてもらったことを今はやっていて、シーズン途中に疲れてきたりして、変わったりしたんですけど、教えてもらったやり方の方が一番タイミングがとりやすい。感覚的には良いので、そこかなというのはありますね」。

 打率は1年目が372打席で打率.207、2年目の昨季も327打席で打率.208だった。「序盤はなんとなく率が残っていて、後半疲れてちょっと試したりして、それが合わなかったりだった。今年は一つの形ではないですけど、いろんなところに逸れずにやりたいなというのはありますね」。

 後半疲れてというのは、1年目が106試合、2年目の昨季は97試合に出場したが、1年目に比べて、2年目は疲労度が違ったのだろうかーー。

 「慣れはありましたけど、体自体の疲れは全然違って、1年目は試合に出ていましたが、体に痛いところがあった。2年目は1年目に比べると、そこまで体自体は疲れ、痛みはなかったので、そこは慣れなのかなというのはあります」。

 2月1日の春季キャンプまで、ちょうど2週間。「後悔というか、完璧とまではいかないかもしれないですけど、守備、打撃、走ることにしても、動けるような体でいければいいなと思っています」。

 今季は松石自身、「3年目で勝負の年だと思うので、一軍に行けるような成績を残せたらいいなと。結果にこだわってやっていきたいと思います」と力を込めた。

 一軍に行くために必要なことについて、「全部じゃないですか、小技をしっかり決めたり、守備は確実にアウトを取れるようにしたいと思います」と意気込んだ。大きな声が話題になっているが、広い守備範囲でセンターへ抜けそうな打球をアウトにすれば、三遊間の深い打球を強肩でアウトにするショートの守備は魅力。打撃で確実性が出てくれば、支配下登録も大きく近づく。“勝負のシーズン”、大事な1年になる。

取材・文=岩下雄太

もっと読む