サードで守備練習するロッテ・谷村剛(撮影=岩下雄太)※撮影日=26年1月15日

 「球質が全然違いました。変化球だったり、真っ直ぐの伸びも違いを感じました」。

 ロッテの育成2年目・谷村剛は、プロ1年目の昨季、プロと高校生投手の違いをこのように感じたそうだ。昨季ファームで44試合に出場して、打率.144、1本塁打、4打点。春先は出場機会が少なかったが、フレッシュオールスター明けは8月が13試合、9月は12試合中9試合にスタメン出場するなど、出場機会を増やし、シーズンを終えた。

 シーズン終了後の11月22日から『ジャパンウィンターリーグ アドバンス2025』に参加し、実戦の場でレベルアップを図った。ウインターリーグでは14試合に出場して、打率.417(36-15)、8打点の成績を残した。「シーズン中は落ちるボールを振っていた中で、ウインターリーグでは低めのフォーク、チェンジアップを見逃すことが増えた。そこは良かったかなと思います」と振り返る。

 ウインターリーグで打率.417をマークしたが、「打率を残せたんですけど、長打があまり出なかった」と本塁打がなく、長打も二塁打が2本だったことを悔しがった。それでも、「逆方向に強い打球だったり、追い込まれてからヒットが増えたので、そこは良かったかなと思います」と手応え。

 “逆方向に強い打球”で言えば、ウインターリーグではないが、昨年10月6日に行われたみやざきフェニックス・リーグの中日戦、0-0の5回無死走者なしの第2打席、金丸夢斗が1ボール2ストライクから投じた4球目の外角高めのストレートを三塁線を破る二塁打は良かった。本人も「結構、引きつけて打てたので良かったです」と納得の表情を見せた。

 谷村は将来、「率を残せて長打を打てるバッターになりたい」と目標を掲げるが、そのために必要なことについて「ボール球に手を出さないこと。あとは自分が打てるボールが来たら、強くスイングして捉える力がもっと必要だと思うので、そういうところをもっと磨いていければいいかなと思っています」との考えを示した。

 サードの守備についても、「今結構練習しているんですけど、いい感じで捕球、送球ができているので、しっかり続けていきたいなと思います」とロッテ浦和球場で、連日守備練習で技術向上を図る。

 2月1日から春季キャンプが始まる。「バッティングの方は売りだと思うので、そこをしっかり打てるようにやっていきたいと思います」と誓う。そして、プロ2年目の今季は「打率を残すこと、長打を打っていきたいと思います」と力強く意気込んだ。ファームとはいえ、出場のチャンスを掴むためにはバットでのアピールが必要になってくる。2年目の今季はファームで出場機会を増やし、打率、そして長打力アップをしたい。

取材・文=岩下雄太

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