ダッシュするロッテ・金田優太(撮影=岩下雄太)

 「12月中旬ぐらいまで制限があって、そこからなくなったんですけど、まだ寒かったのでゆっくりやっていましたが、12月の後半は結構練習していましたね。バンバン振っていました」。

 昨年7月に『右手関節鏡視下TFCC修復術および右尺側手根伸筋腱制動術』を受けたロッテ・金田優太は、昨年11月28日の契約更改交渉後の会見で年内には制限なく動けるようにしたいと話していたが、昨年の12月後半から本格的に動き出している。

 「毎年大きな部分は変わらないですけど、しっかり走り込んで体力をつけて、バットもたくさん振りましたし、守備も数を受けました。偉大な先輩の自主トレに参加させていただいたので、学ぶ感じでした」と、シーズンオフは今年も楽天・鈴木大地の自主トレに参加。

 「ランニングメニュー、ほとんど同じメニューをやりますけど、体力もすごくありますし、朝から夜まで宿舎でもバットを振るので、体力がすごいなというのを一番感じました。その中で細かい技術もこだわってやっていたので、バッティングも守備も走塁も走り方、アップの仕方、日々のルーティンを勉強させてもらいました」と、8年間プレーしたロッテ時代、5度全試合に出場するなど体が強い鈴木大地から多くのことを吸収。

 金田は、今季から育成選手になる。こだわっていきたい数字について、「支配下に戻るのはもちろんですし、バットで結果を残すのを一番に考えてやっていきたいです」とキッパリ。

 まずは、春季キャンプから支配下復帰へアピールしていきたいところ。「なるべく早くというと抽象的なんですけど、与えられた1打席でいかに結果を出せるかだと思うので、結果を出して試合に出続けたいと思います」。

 また、金田を取材していて感じたのは、体が大きくなったこと。上半身がかなりがっしりした印象を受けた。

 「食事も頑張ってとるようにしていますし、12月はおもりを持ってウエイトをやっていました。大地さんの自主トレでは、おもりをガンガン持つウエイトはしないんですけど、それでも筋肉量は落ちなかったです。ようやく少しは良い体になってきたかなと思います」と、金田自身も成長を実感している。

 昨年の契約更改の席で「率を1番に考えていますけど、長打力とか求められていると思うので、両方できれば」と話していたが、体が大きくなったことで二塁打、さらには本塁打も増やしていきたい考えなのだろうかーー。

 「大地さんにも言われたんですけど、僕は別にホームランを打つバッターではない。かといって、打たなくていいわけではない。まずはしっかり自分の低く強い打球、外野の間を抜くような打球を狙っていれば、ホームランも必然的に出るという話をしていただいた。練習からバンバンホームランを狙うというよりかは、自分の理想としている打球を打って、ホームランかなと思います」。

 プロ4年目の春季キャンプが1週間後にはスタートする。「ここ2年、怪我で何もしていないので、支配下戻ることが一番ですし、一軍の舞台で活躍できるように頑張りたいと思います」。近年は打撃の結果を残していたところで、故障に泣いていた。今季はファームで高い打撃技術を披露して、1日も早く支配下復帰を果たしたい。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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