ロッテ・藤原恭大(撮影=岩下雄太)

 「ブレは少なくなったというのと、軸がすごくどっしりとしている感じがあって、軸がすごくできているなと思います」

 ロッテの藤原恭大はオフの自主トレで、1年間シーズンを戦い抜くため、体を徹底的に鍛え上げキャンプインしたことが、ここまでの打撃練習で良い方向に向いている。

 春季キャンプの打撃練習を見ていると、ノーステップ打法、足を上げたフォームの両方で打っている。ステップ幅を小さくしたことへの質問で、「ブレを少なくして、頭の位置を動かさないことを意識していますね」と話していたが、そこもノーステップ打法、足を上げて打っていることにつながっているのだろうかーー。

 「そうですね、それと骨盤の動き方を意識していますね」。

 右の打撃投手に対してセンターから逆方向、左の打撃投手に対しては引っ張った打球が多い。その理由について「今年は明確的に左(投手)は右中間に引っ張ると決めているので、シーズンも引っ張ろうかなと思っています」と説明。

 左投手に対して、引っ張ろうという考えになったことについて藤原は「単純に一番打ちやすいので。左はインコースと外のスライダーがメインなので、それを意識したらああいうバッティングしかできないし、逆方向を意識したらインコースのシュートに詰まっちゃうので、そういう意識です」とその狙いを語った。

 打撃練習の合間、栗原健太打撃コーチと確認していることが多い。「僕の感覚と栗原さんの感覚が合わせている感じです」と教えてくれた。

 ちなみに今季も、追い込まれてからセンターから逆方向、ノーステップ打法でいくのか訊くと、「今はそういうイメージかなと思っています」とのこと。今後、投手と対戦したときにどう打っていくのか要注目だ。

◆ 石垣勝海、“松井稼頭央臨時コーチ効果”

 石垣勝海は、松井稼頭央臨時コーチからアドバイスをもらった直後の打撃廻りでレフトスタンドに特大の当たりを放った。「だいぶ変わりました。僕はよく(松井)稼頭央さんの動画を見ていたので、聞いてみたいことがいっぱいあったので、全部は聞けていないですけど、聞けることはちょいちょい聞きました」と、早速“松井稼頭央臨時コーチ効果”が出た。

 松井コーチから教わったことで具体的に変わったことについて、「下半身の使い方であったり意識。それで軸足にちゃんと乗るようになったかなと思います」とのこと。

 松井臨時コーチから教わった感覚を忘れないために、全体練習後に行われた強化ティーが終わった後も、「下半身の使い方の意識を忘れないように。しっかり意識しながらやっていました」と鳥籠でバットを振った。

◆石垣元気、2度目のブルペン

 ドラフト1位・石垣元気(健大高崎高)が春季キャンプ2度目のブルペン入りを果たし、20球を投げ込んだ。

 ロッテの高卒新人といえば、新人合同自主トレ期間中は基本的にブルペンに入らず、春季キャンプが始まってからも2月10日以降に初めてブルペンで投げることが多かった。現在ドジャースでプレーする佐々木朗希も、プロ入り後初ブルペンは2月13日で、ストレートのみ25球だった。

 その中で石垣元気は早くも2度ブルペンに入っている。これまでの高卒投手に比べて、石垣元気は体が出来上がっていたりするのだろうかーー。

 黒木知宏投手コーチは「選手の状況を見ながら、コーディネーターを含めて、“これくらいのボリュームで、これくらいの球数だったらいける”という判断のもとにブルペンに入れている状況です」と説明した。

◆ 冨士「スライダーはいい感じ投げられている」

 ドラフト5位・冨士隼斗(日本通運)は今キャンプ3度目のブルペン入り。

 新人合同自主トレ期間中のブルペンではストレート中心だったが、キャンプに入ってからは変化球を織り交ぜながらの投球。「自分の持ち味であるスライダーはいい感じには投げられているので、もう一つ精度を上げていきたいと思います」。

 新人合同自主トレでは「スライダーまでは自信を持って言える変化球がないので、これから先輩方であったり、コーチに教わって、スライダーと同じくらいの変化球を作っていきたいと思います」と話していたが、先輩方、コーチから変化球について話は聞けたのだろうかーー。

 「フォークが自分の中では落ちきっていないので、そこはしっかり教わってやっていきたいと思います」。

 ブルペンで捕手陣から言われたことについて訊くと、「手元の捕るところが強いと言われているので、自分の場合ちょっとシュートして内側に入ってしまうので、そこの球が弱いので、しっかり精度を上げて強い球で。シュートしてもいいんですけど、強い球をいけるように言われたのでそれはやっていきたいと思います」と話した。

取材・文=岩下雄太

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