ライブBPに登板したロッテ・坂本光士郎(撮影=山下拓人)

 ロッテの都城春季キャンプは10日、ライブBPで左の坂本光士郎、鈴木昭汰、高野脩汰、宮﨑颯と4人の投手が登板した。

 坂本光士郎はストレートとスライダー主体だったが、この日は井上広大の1セット目の5球目にチェンジアップを投じ見逃しを奪った。これまであまり投げてこなかった球だが、今年から使っていく考えなのだろうかーー。

 「そうですね、(球種が)多ければ多い方がいいと思いますし、精度というところもブルペンの中でいい感じ投げられている感じがあるのでやっています」。ちなみに右打者だけでなく、左打者にもチェンジアップを投げていく予定。これから実戦が始まっていくが、チェンジアップを投げ始めたことを記事にしても良いか確認したところ、「全然書いてもらって大丈夫です」とのことで了承を得ている。

 チェンジアップを投げてみて、「引っ掛けているところもありましたけど、井上に対しての最後のチェンジアップはブルペンの中でも精度が高くなってきている」と自己分析。「僕の場合、まっすぐ、スライダーというところがあるので、スプリット、チェンジアップを去年とかそれまでのシーズンに比べて割合を増やしていければ、投球の幅も広がってくると思います」と話した。

◆ 八木、ライブBPに登板「球的には良かった」

 左投手が4人ライブBPに登板した中で、唯一右投手でライブBPに登板した八木彬もまた、昨季はほとんど投げなかったカーブを投じた。

 「緩急というところは中継ぎは必要ないのかもしれないですけど、僕はまっすぐ、フォークのイメージしかないと思うので、頭にない球が1球あれば、バッター的に嫌だと思うので、というところで取り組んでいます」とその意図を説明。

 八木の武器であるフォークは、「すごくいい感じです。空振りを取ろうと思った球で空振りしてくれたので、そこはすごく良かったと思います」と好感触を得た。

 ライブBPでの投球自体については「いつも石垣(島)で(春季キャンプを)やっていて、体が動いて球速も速くなっている中で、こういう寒いところでやるのは初めて。球速的にはマックスが144とかだったので、もう少し速くてもいいかなと。寒いのもあるので、なんとも言えないですけど、球的には良かった」と総括した。

◆ 友杉、バント失敗を反省

 この日が今季初めて投手との対戦になった友杉篤輝は、「近いところでも捉える練習をしていたので、ちょっとタイミング的には入られてしまったんですけど、いい感じには打てたかなと思います」と、宮﨑颯が投じた初球の147キロのストレートをライト線に運んだ。

 バントも1度目は失敗してしまったが、3度の機会で2度成功。「小技系を決めないといけない。1個目ミスしちゃったんですけど、引きずらず2つできたので良かったかなと思います」と反省しつつも、その後2つ決めたことにホッとした様子だった。

◆ 寺地「75点くらい」

 このキャンプで“始動”を早くして打っている寺地隆成も、「意外と自分の中でもいい結果、75点くらいですね」と、今季初めて投手相手に打席に立った。

 2セット目の4球目、左中間に弾き返し、惜しくもセンター・髙部瑛斗に捕られるも、センターから逆方向に強い打球だった。寺地本人も「あれは良かったっすけど、もう一押ししたら超えた打球だったと思うので、そこは反省するところじゃないかなと思います」と話した。

 2セット目の初球、鈴木昭汰が投じた初球のインサイドの変化球を片手一本でライト前に運んだバッティングも良かった。寺地は「低めの変化球、体にちょっと近いところだったのでうまく反応できて良かったんじゃないかなと思います」と納得の表情。

 始動を早めて、「去年の入りよりかは始動を早くして、まだ感覚とか掴めていない部分もありましたけど、(1セット目の)2球目でしたかね、しっかり入っていてヒット性のあたりを打てたのは良かった」と振り返った。

 ここから状態を上げていくために寺地は「始動の部分はしっくりきているので、引き続き継続していくところと、あともう一押しのバッティングとインコースのさばき。(2セット目の3球目)ファーストゴロになった球はボール気味だったと思うんですけど、あれを左手を離さずにしっかり体重移動していく中でその場でくるっと回ってライト前、フェアゾーンに入らなくてもいい打球になると思うので、引き続き練習を含めてやっていきたいと思います」と、今後の課題を口にした。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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