巨人・石塚裕惺は2年目のブレイクに期待がかかる。
プロ1年目の昨季はファームで55試合に出場して、打率.327、3本塁打、25打点、4盗塁、得点圏打率.405と勝負強さを見せれば、一軍でも9試合に出場してプロ初安打を放った。シーズンオフに参加したオーストラリアのウインターリーグでは21試合に出場して、打率.318、3本塁打、16打点の成績を残した。
ショートを主戦場にしており、長年巨人のショートとして活躍してきた坂本勇人のような活躍を期待したくなる。当時と時代状況が全く異なるので、参考になることは少ないが、坂本の高卒1年目、2年目の成績を見ると、1年目の07年は一軍で4試合に出場して、放った安打は1本。ファームでは77試合に出場して、打率.268、5本塁打、28打点の成績だった。
2年目の08年、ヤクルトとの開幕戦に『8番・セカンド』でスタメン出場すると、故障した二岡智宏に代わって翌日からショートでスタメン。3試合目の3月30日のヤクルト戦でシーズン初安打を放つと、4月6日の阪神戦でプロ初本塁打。それも満塁本塁打の離れ業。開幕直後は主に7番や8番の打順を打っていたが、4月18日の広島戦で1番でスタメン出場すると、上位の打順で出場することが増えた。5月に月間打率.177と落ち込むと、再び下位の打順を任されたが、7月が月間打率.298、8月が月間打率.279、9月が月間打率.287をマークするなど、全144試合に出場して、打率.257、8本塁打、43打点、10盗塁の成績を残した。
当時は3番・小笠原道大、4番・ラミレスが打線の中核を担い、阿部慎之助、李承燁など2年目の坂本をカバーできるだけの人材がいた。今季の巨人は絶対的な4番だった岡本和真がメジャー挑戦し退団。打線の軸となる選手が不在の中で、石塚を開幕から固定して起用し続けるには、オープン戦から結果を残し続ける必要がありそうだ。当時中心選手がいたとはいえ、坂本も結果を残してポジションを掴んだ。石塚も坂本のような2年目を歩めるか注目だ。