☆藤岡コーチも目を細める活躍
ローワン・ウィックが退団し、外国人ブルペン陣の刷新が行われたDeNA。オープン戦では新加入の両右腕と、育成から一軍定着を狙う若者がアピールを続けている。
まずメジャーで通算282試合登板の実績があるホセ・ルイーズは、沖縄での初戦で2失点したものの、その後の4試合は無失点ピッチングを披露。203センチの長身から繰り出す剛球が自慢のショーン・レイノルズも、6試合無失点で奪三振率10.50の結果を残している。
また昨年4年目で念願の支配下登録をゲットしたハンセル・マルセリーノは、初戦こそ制球が定まらなかったがその後の2試合は無四球無失点と、確かな成長を見せている。
今年からブルペンを預かる藤岡好明投手コーチも、3人の右腕に熱視線を送る。
ルイーズには「外国人らしく、投げることで調子を上げてきていますね。寒さも気にする様子もなく、1歩1歩ステップアップしていることが実感できますね」と徐々に実績通りの姿に近づいていると太鼓判。
レイノルズには「日々の取り組みが素晴らしいです。特にメカニック、投球フォームにはすごく注意していますよ。身体の開きや腕が遠回りしないようにとか。まだまだ完成形ではないんでしょうし、彼も個々から徐々に投げながらフィットしていくと思います」と熱心に日本野球へのアジャストを心がけている様子を明かした。
マルセリーノには「一軍の経験もそんなにないですし、彼は特に投げながら経験を積んでいます。ルイーズとかの経験豊富な選手とともにいることで、色々なアドバイスを貰いながらやっていっていますよ」と、一軍の舞台で実感することが成長につながると力説した。
☆フレキシブルな運用を掲げる今シーズン
今年からチーフコーチとして全体を見渡す役目を担っている小杉陽太コーチも「楽しみですね」と笑顔を見せる。
1年目にコントロールがおぼつかなかったアンドレ・ジャクソンとアンソニー・ケイを劇的に量化させた実績を持つコーチも、今年のリリーバートリオには即戦力としての期待を隠さない。「全員ボールの成分は違いますし、みんな球速が速いのはかなりの魅力ですよね。もっともっと上がってくると思いますよ。ルイーズも速いですし、マルセリーノも活きの良いピストルみたいなボール投げていますから。本当にみんな楽しみです」
開幕が刻一刻と近づいてきた3月中旬。小杉コーチは「7.8.9回は勝利期待値を含めて起用法が変わってくると思います。相手の上位、中軸のところに7,8.9回のどこに来るかなどを考えて、柔軟にやっていくことになると思います」と勝利の方程式の固定はしない可能性もあると明言した。
それだけにボールが強く、フレキシブルな運用も厭わない外国人のパワーは大きな強み。実績十分の剛腕ルイーズ、超大型投げ下ろしのレイノルズ、“ライマル2世”を目指すマルセリーノ。ニューフェーストリオが、2026年型ベイスターズブルペンを熱く、厚くする。
取材・文・写真 / 萩原孝弘