1次ラウンド プールB
○ イタリア 8-6 米国 ●
<現地時間3月10日 ダイキン・パーク>
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表は現地時間10日、イタリア代表との1次ラウンド最終戦に敗戦。MLBのスーパースター軍団は敗退の危機に瀕している。
米国代表には綻びが生まれていた。同10日の試合前、現地放送局の取材に応じたマーク・デローサ監督は「すでに準々決勝への進出は決まっているけど、今日の試合には勝ちたいと思っている」と話し、主力打者に休養を与えるプランも示唆。実際に、開幕から3試合続けてスタメンに名を連ねていたアレックス・ブレグマン、ブライス・ハーパーはベンチスタートとなった。
しかし、この時点で米国の準々決勝進出は決まっていなかった。米国は3勝0敗でプール首位に立っていたが、対戦相手のイタリアが2勝0敗で続き、イタリアとの最終戦を控えるメキシコが2勝1敗。各国が3勝1敗の三すくみ状態で1次ラウンドを終える可能性が残されていた。
そして、指揮官の予想していなかった最悪の状態へと陥る。米国は先発ノーラン・マクリーン、2番手ライアン・ヤーブローが計3本の本塁打を浴び、5点ビハインドで試合を折り返し。イニング消化を狙ったか、ヤーブローは3イニング目の6回表に続投するも、一死二塁とピンチを作って降板した。3番手ブラッド・ケラーの適時失策、暴投などミスが重なり、さらに3失点と傷口を広げた。
その後、ピート・クロー・アームストロングが2打席連続本塁打を放つなど反撃に転じ、終盤にはデービッド・ベドナー、メイソン・ミラーとクローザー級の好投手を投入したが、時すでに遅し。最後は9回裏、二死一塁で主将のアーロン・ジャッジが空振り三振に倒れ、イタリアに番狂わせを許した。
敗戦後、デローサ監督は自身の“勘違い”を認め、「計算を完全に間違えてしまった。メキシコとイタリアが対戦を残していることを把握した上で、我々が今夜負けた場合の失点数、得点数などを考慮していたが、言い間違えてしまった」と猛省。
イタリアはプールBの単独首位に浮上し、現地11日のメキシコ戦に勝利すれば、2大会連続の準々決勝進出が決定。米国はプール2位での通過となる。一方、メキシコが勝利すると、3チームの失点率による決着へともつれ込む。メキシコが4得点以内でイタリアを下した場合、開催国は大会から姿を消す。