☆22歳コンビが結果
横浜スタジアム初見参の若き星たちがマウンドで跳ねた。先発した深沢鳳介は3回を被安打1、四球1、奪三振2と好投すると、ルーキーの島田舜也も1回を奪三振1と結果を残した。
深沢はいきなりフォアボールを出したがその後は持ち味を前面に押し出し「どの球種でも空振りが取れて、そこは自信になりました。今日はカーブが良かったので、真っ直ぐが球速よりも速く感じさせられたという所はあります」と胸を張った。
また島田は「今日は結果をどうこう考えずに楽しむことをテーマにしていたのでそれが達成できた感はありました。自分の一番の強みである真っ直ぐがどれだけ通用するかを試したかったので、今日抑えられたということで1歩成長できたかなと思えました」と頷いた。
相川監督も深沢に「シーズンでもチャンスがあるピッチングを見せてくれました。まずはチャンスをもらえる状態にすることが一番大事ですし、そこからローテーションを奪い取るような形になれば、彼にとっても一番いいのかなと思います。またシーズン中でも投げてもらいたいと思います」と高評価。
島田には「僕があれくらいの年齢で監督と言われる人に話しかけられたら、『オス!オス!』みたいな感じになりそうな気がするんですけど、普通に会話してきます。しっかりしているんだろうなと思いました」とマウンドでも緊張しなかったルーキーの強心臓ぶりに舌を巻いていた。
☆ベテラン捕手も絶賛
また、深沢は「トバさんが合図を出してくれたので、自分もわかりやすくてその通りに投げられました」島田も「トバさんが投げる前に思い切ってこいって一言声を掛けてくられたので、自分もそれで素直に投げられました」と感謝する、戸柱恭孝も二人の好投に目を細めた。
まず深沢に「ハマスタも初めてで一軍も初めてに近いくらいで、怪我してリハビリしてここまで来たので、僕もなんとかサポートしてあげたいと思いました。力強かったですし、初回はバタバタしましたけれども、2回3回は立ち直ってくれました。一番は彼が気持ちよく投げられたことかなと思います」と普段から仲の良い後輩の好投を喜んだ。
島田にも「あれだけのストレートがあるので、それを中心に組み立てていこうと話しました。山川(穂高)選手のときも真っすぐで行けたので、終わった後にあれだけバッターを差し込めるんだよって話をしました。また次に繋がると思います」と最速153キロの剛球に太鼓判を押していた。
横浜スタジアムで今季最後のオープン戦で満点デビューを果たした22歳コンビ。高校時に千葉で切磋琢磨した両右腕が、横浜の地で旋風を吹かせる。
写真・文・取材 / 萩原孝弘