マリナーズのカル・ローリー(写真=Getty Images)

 昨季オフに巨人からポスティングシステムを使ってブルージェイズに移籍した岡本和真。デビューから6試合連続安打を放つなど、まずは順当な滑り出しを見せた。

 自慢の長打力もしっかり発揮している。開幕3戦目から2試合連続で本塁打が飛び出し、日米通算250本塁打を達成。長距離砲としての期待に応えている。

 一方で、長打以上に目立っているのが三振の数だ。ここまでチーム全9試合に出場し、喫した三振はなんと17個。1試合あたり2個近いペースというから驚きだ。

 岡本は大砲の宿命か、巨人時代から決して三振の少ない打者ではなかった。それでも出場試合数を上回る三振数を記録したことがなかった。それだけに、三振の量産はやや気になるところ。3割台に乗せていた打率も急降下しており、現在は.235まで下げている。

 岡本の17三振だが、これでもメジャー全体で5位タイである。つまり岡本を上回る打者が4人もいることになる。

 両リーグ最多は昨季ア・リーグの本塁打王に輝いたカル・ローリーで、10試合を終えて何と20個もの三振を奪われている。これはフルシーズン換算で324三振という尋常ではないペース。しかも昨季60発のスラッガーから今季はまだ一発が出ておらず、打率も.132と低迷中だ。

 ローリー以外には、イアン・ハップ(カブス)とマット・ウォルナー(ツインズ)が9試合で18三振。さらにホルヘ・ソレル(エンゼルス)が10試合で18三振と、やはりスラッガータイプの打者が目立つ。

 実は今季のメジャーリーグの三振率(K%)はかなりの高水準で、全体の4打席に1打席は三振である。本塁打は確実に得点になるため、近年は一発を狙う打者が増加。それとともに、三振の数も増えていたが、今季はその傾向がさらに強まっている可能性が高い。

 ただ、見返りの本塁打が増えているかというと決してそうでもない。1試合平均の本塁打数は昨季1チームあたり1.12だったが、今季は1.00と減少しているのだ。

 リーグ全体の長打率を見ても、今季は過去10年で飛び抜けて低くなっている。まだ投手が有利といわれる春先だけに夏に向けてこの傾向が変わることは間違いないが、今のところリスク(三振)とリワード(本塁打)の数が見合っていないのが現状だ。

 今季のメジャーリーグは「K高HR低」の様相を呈している。まだ各チームとも10試合前後を消化したところだが、岡本はじめ強打を誇る日本人打者には厳しいシーズンとなってもおかしくない。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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