2014年までは苦手だった左打席
『夢対決2017 とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 5時間スペシャル』(テレビ朝日系)に2日、杉谷拳士(日本ハム)が同番組の人気コーナー『リアル野球BAN』に出演した。杉谷は帝京高の先輩・とんねるずの石橋貴明率いる『石橋JAPAN』の一員として出場。前田健太(ドジャース)、坂本勇人(巨人)、中田翔(日本ハム)、山田哲人(ヤクルト)が参戦した侍ジャパンチームと対戦。
スイッチヒッターの杉谷といえば、昨年の放送で中田や山田に左打席が苦手とイジられた。そして今年も、中田に「(栗山監督に)左で打っているところをアピールせんといかんやろ」と浴びせられた。同番組で、杉谷が「去年は左の方が打っているんですよ」と中田に返したように、近年は左打席で結果を残している。
まずは、一軍初出場した11年から14年までの4年間を振り返ると、左打席(右投手)での結果は、打率2割を超えたシーズンが一度もない。リアル野球BAN初出場となった15年の前年(14年)は、中田からイジられた通り、左打席は打率.160(50打数8安打)0本塁打、3打点だった。
【2011年】
左打席(右投手):.155(58-9)本0 点5
右打席(左投手):.235(34-8)本0 点2
【2012年】
左打席(右投手):.196(46- 9)本0 点 2
右打席(左投手):.261(69-18)本2 点10
【2013年】
左打席(右投手):.192(78-15)本0 点4
右打席(左投手):.206(63-13)本0 点4
【2014年】
左打席(右投手):.160(50- 8)本0 点3
右打席(左投手):.233(73-17)本2 点6
近年は好結果を残す左打席
近年は、左打席をそこまで苦にしていない印象だ。15年は8月4日のソフトバンク戦、左打席でプロ入り後初となる本塁打を記録するなど、打率.300をマーク。苦手の左打席で結果を残して見せた。
昨季も打率.333(42-14)と高打率を残した。投手別でみると、15年に前田から1安打、現在はレンジャーズの中継ぎとして活躍するヤクルト時代のバーネットからは二塁打を記録。昨季は14年の沢村賞・金子千尋(オリックス)から1本安打を放った。打席数は少ないが、好投手からしっかりと結果を残すなど、この2年は右打席(打率.234)よりも、左打席の打率(.310)が上回る。
同番組で「奪って見せます。セカンドのポジション」と話した杉谷。プロ9年目を迎える今季は両打席で結果を残し、レギュラーに定着したいところだ。
【2015年】
左打席(右投手):.300(100-30) 本1 点6
右打席(左投手):.288( 66-19) 本0 点4
【2016年】
左打席(右投手):.333(42-14)本0 点6
右打席(左投手):.177(62-11)本0 点3