コラム

投手王国再建へ、熾烈を極めるオリックスの開幕ローテ争奪戦

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オリックスの開幕ローテを争う山本(左)とアルバース(右)

どら増田のオリ熱魂 第28回・開幕ローテーション


 オープン戦を6試合(12日現在)終えたオリックスだが、早くも開幕ローテーション6選手のうち、5選手が“当確”するなど、投手王国復活に向けて、層の厚い投手陣の調整が順調に進んでいる。


先発ローテーション予想


3月30日(金):西 勇輝(対ソフトバンク)
3月31日(土):田嶋大樹(対ソフトバンク)
4月1日(日):山岡泰輔(対ソフトバンク)
4月3日(火):金子千尋(対ロッテ)
4月4日(水):アルバース or 山本由伸(対ロッテ)
4月5日(木):ディクソン(対ロッテ)

 オープン戦で好投を続け、福良淳一監督からも「順調」と太鼓判を押されている、西、ルーキーの田嶋、山岡、そしてエースの金子、ディクソンは開幕ローテ“当確”と言っても良さそうだ。

 実績十分の金子には、一定の登板間隔を与えたいこともあり、金曜日の試合が2試合ないという“日程上の理由”から火曜日の本拠地開幕(4月3日)へ。西が10年目にして初の開幕投手を務めることになるものとみられている。


最後の1枠はZOZOマリンで決まる!?


 本拠地2戦目と3戦目は入れ替わる可能性もあるが、開幕ローテ6人目の男は新外国人の左腕アルバースか、高卒2年目の“オリックスの神童”山本のどちらかになる可能性が高い。

 アルバースは、ストライク先行のテンポの良いピッチングが特徴。バッテリーを組んだ伊藤光は「ブルペンよりも試合で受けた方が速く感じるタイプ」と振り返ったが、7日の日本ハム戦(ほっと神戸)では、4回2/3を投げて球数は70球、被安打6の3失点と、スタミナに不安を残した。

 一方の山本は、8日の日本ハム戦(姫路)にディクソンとともに登板予定だったが、雨天中止。そのため福良監督は、13日からの千葉ロッテ2連戦(ZOZOマリン)で金子、アルバース、ディクソンらと共に山本を起用する予定だ。アルバースと山本にとっては、開幕ローテ入りに向けた試金石となりそうだ。

 山本は昨年、登板した5試合中、4試合がロッテ戦。しかもZOZOマリンで3試合投げており、初勝利を挙げた思い出の球場でもある。近藤大亮、黒木優太の状態によっては、後ろに回る可能性も残されているが、山本自身「先発を任されたい」という気持ちが強く、この争いを制して6番手の切符を手にしたいところ。


リーグ屈指の投手層


 この7選手の他にも、中継ぎの小林慶祐が先発でも投げられる準備をしているが、同じく当面は中継ぎに回りそうなルーキーのK-鈴木、ローテ争いから脱落した吉田一将、松葉貴大、山崎福也、東明大貴、吉田凌など、先発候補はまだまだいる。

 これは中継ぎ陣も同じで、ファームには、いつ一軍に呼ばれてもいいように虎視眈々とチャンスを伺っている選手たちが待ち受けており、ピッチャー陣の層の厚さはソフトバンクに匹敵すると言っても過言ではないだろう。

 今季から復帰した“2014年を知る男”高山投手コーチの指導に対する選手の信頼も厚く、今年は投手王国復活に期待してもいいだろう。まずはZOZOマリンでのアルバースと山本の「6番手をかけた」登板に注目したい。


取材・文=どら増田

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