コラム

我がシカゴ・カブスの2018年は…【ボクたちにはMLBが必要なんだ!】

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復帰が待たれるシカゴ・カブスのダルビッシュ有

MLBは折り返し地点


 FIFAワールドカップ・ロシア大会が開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。MLBは80試合前後を消化し、折返し地点までやってきた。

 ちなみに、今回のワールドカップに出場している32カ国の国籍を有するMLB所属選手は、全8カ国で38人(※今季開幕時点)。日本(8人)以外では、メキシコ(11人)、韓国(6人)、コロンビア(5人)、オーストラリア(3人)、ブラジル(3人)、パナマ(1人)、ドイツ(1人)となっています。

 MLBも昨年には史上初のアフリカ大陸出身選手(南アフリカ)が誕生したりと、近年はグローバル化が加速しており、正に「ワールドシリーズ」の様相を呈してきていることがうかがえる数字です。

 それでは各地区の現在の状況を見てみましょう。

ア・リーグは大方の予想通り!?


 アメリカン・リーグの東地区は、ヤンキースとレッドソックスの一騎打ちが更に加速し、どちらも勝率は.650を超えて一進一退の攻防が続いています。他の3チームはさすがに難しいでしょう。

 特にオリオールズは既に首位から27ゲームも離され、注目はチームの顔であるマニー・マチャド(今の髪型、イカしてます)の移籍先ということくらいかな……。

 中地区は、前半くすぶっていたインディアンスがようやく抜けだしました。タイガースとマイナー契約を結んだ田澤純一投手はそろそろMLB昇格予定、新天地で是非とも活躍して欲しい!

 西地区は王者アストロズが本領発揮し、6月は12連勝を含む勝率7割超え!ロビンソン・カノの薬物陽性反応による80試合出場停止を物ともせず、大方の予想を覆す快進撃を続けるマリナーズを更に凌駕する強さ。

 残念ながら大谷翔平が故障者リスト入りしてしまっているエンゼルスは他にもケガ人が多く現在は4位、ワイルドカード戦線に何とか踏みとどまって欲しいものですね……。


ナ・リーグの見どころは…


 ナショナル・リーグの東地区は、優勝候補のナショナルズが出遅れたとはいえ、ブレーブスとフィリーズが首位争いを繰り広げることを予想出来た人はいたでしょうか……!?

 両チームとも若手が伸び盛り、かつマイナーにも有望な若手(=トレード要員)が豊富なので、7月末のトレード期間での補強次第では、更なる躍進があるかも知れません。

 西地区は、平野佳寿投手が所属するダイヤモンドバックスが5月の低迷から抜けだし、6月は好調でした。日本人選手の度重なる故障者リスト入りを尻目に、平野投手は快投を続け、何と24試合連続無失点!日本人投手の連続無失点記録である上原浩治投手(元レッドソックス)の27試合を更新する可能性も見えてきました。

 ちなみにMLB記録は、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)の38試合……! 開幕当初はケガ人続出で低迷したドジャースも6月に入り“出戻り”のマット・ケンプを中心にホームランを量産し、追走しています。4位ロッキーズまで5ゲーム差と、まだまだ他のチームにもチャンスがありそうです。


愛するチームに注目!


 さて今回取り上げるのは、ナショナル・リーグ中地区に所属するシカゴ・カブス。私MOBYが愛するチームであります。2016年に108年振りの世界一に輝き、俗にいう「山羊の呪い」を解きました。

 2010年頃からチーム再建に取り掛かり、2015年には名将ジョー・マドン監督が就任。育成と補強が上手く噛み合い過去3年は連続でリーグ優勝決定戦まで進出し、もはや常勝チームの仲間入りを果たしました。

 今年も地区優勝は堅いとの声が大きかったのですが、現時点では対抗馬としての評価が高かったブリュワーズが首位を走り、2.5ゲーム差の2位に甘んじております。

 1点差の試合がブリュワーズの18勝11敗に対し、カブスは7勝13敗となっており、このあたりが現状の差につながっているのかも知れません。僅差で3位に位置する名門カージナルス含め、まだまだ接戦が続きそうです。


元NPBのあの選手が救世主に!


 エースのジョン・レスターはリーグトップタイの10勝(2敗)を挙げ絶好調なのですが、2016年最優秀防御率のカイル・ヘンドリクス、昨年FAで移籍したコロンビア出身の左腕ホセ・キンタナは今ひとつ。タイラー・チャトウッドは四球が多く負けが先行、そしてダルビッシュ有は初勝利まで8試合を要し直後にDL入り…。

 ただ、この状況でも首位に僅差、かつ先発陣の防御率がリーグ5位ということで、近々復帰するであろうダルビッシュ有が本来の活躍をすれば、チームは上向くと予想(=願望)しています。

 ブルペン陣はチーム防御率がリーグ3位ながらもまさかの逆転負けを喫することが多く、こちらも何とも煮え切らない印象。クローザーのブランドン・モローが予想以上の働きを見せつつも現在DL入り。役割分担がされないままやり繰りしている感じです。

 そんな中、現在ちょっとした“救世主”になっているのが、一昨年まで日本ハムにいたアンソニー・バース。6月11日に初昇格すると、立て続けに10試合に登板して防御率0.82、自責点がわずかに「1」という安定した成績。カブスに欲しかった安定した中継ぎがようやく登場してくれました。ちなみに、彼の背番号45、前任は現在DeNAのスペンサー・パットンです。


新スター誕生!?


 野手陣は、チームの顔「BRYZZO」の2人。クリス・ブライアントは左肩を痛めて現在DL入り、アンソニー・リゾも今ひとつ調子が上がらないのですが、アクロバティックな守備と思い切りの良いスイングで人気のハビアー・バエズが覚醒の感。

 ホームラン(16本)と打点(56)はともにチームトップで、内野はどこでも守ることが出来て、最近はひまわりの種のパッケージにもなったりと、いよいよスター選手の仲間入りを果たすのかも。

 また、鳴り物入りで一昨年にFA移籍し、守備では2年連続ゴールドグラブを受賞しているものの打撃はサッパリ、不良債権と囁かれ始めたジェイソン・ヘイワードが、5月にDL入りから復帰して以降、まるで別人のように打ちまくり。6月6日には逆転サヨナラ満塁ホームランも放ちました。

 ダルビッシュ有がロースターに復帰し、登板機会も増え、テレビ中継も増えるであろう後半戦、是非カブスにも注目して頂ければ。オールスターを経て今季のMLBを楽しむことが出来るかと思います。そして一人でも多くのカブスファンが増えたらいいなぁ……。


文=オカモト“MOBY”タクヤ/SCOOBIE DO(おかもと・もびー・たくや/すくーびー・どぅ)
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