コラム

一部のメンバーを先行発表…過去の日米野球で来日したスーパースターを振り返る

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バリー・ボンズは通算4度も日米野球に参加

今年の注目選手は?


 今秋、4年ぶりに開催されることが決まった日米野球。10日には日本へとやってくるMLBオールスターチームの一部メンバーが発表され、注目を集めている。

 今回発表されたのは野手の8名だけだが、今から11月8日(木)の開幕が待ち遠しくなるような好メンバー。まずは選ばれし8名を紹介しよう。


【MLBオールスター・出場予定選手】
<捕手>
ヤディエル・モリーナ(カージナルス)

<内野手>
ホイット・メリフィールド(ロイヤルズ)
カルロス・サンタナ(フィリーズ)
エイウヘニオ・スアレス(レッズ)
クリス・テーラー(ドジャース)

<外野手>
ロナルド・アクーニャ Jr.(ブレーブス)
リース・ホスキンス(フィリーズ)
クリスチャン・イエリチ(ブルワーズ)


 この中で日本でも馴染みの深い選手と言うと、モリーナとイエリチの2人だろうか。

 メジャー屈指の強肩捕手として知られるモリーナは今回が自身初の日米野球参戦。今年1月に「3年後の引退」を宣言しており、日本でその姿を見られるのはこれが最後のチャンスかもしれない。

 イエリチは今後のメジャーリーグを背負って立つ選手として期待される26歳で、昨季まではマーリンズでイチローとともにプレーしていた。ブリュワーズに移った今季は首位打者争いを繰り広げ、リーグMVPの有力候補としても名前が挙がっている。

 また、将来性という意味での注目選手はアクーニャ。まだ20歳という若さながら1年目の今季ここまで25本塁打をマーク。数年後にはメジャーを代表するスーパースターになり得る逸材だ。


過去に来日したスーパースターたち


 過去に行われた日米野球でも、数多くのスーパースターたちが日本へとやってきた。

 古くは1934年、あのベーブ・ルースやルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスといったレジェンドが来日。その時はMLB選抜が16戦16勝と力の差を見せつけた。

 1970年代後半から2006年にかけてはほぼ隔年で行われ、バリー・ボンズが通算4度、ケン・グリフィー・Jr.も3度出場。その時代のスーパースターがこぞって参加していた。直近では2014年にホセ・アルテューベ(アストロズ)やロビンソン・カノ(マリナーズ)といった大物も来日している。


 今後の気になるポイントとしては、やはり“投手の選考”になるだろう。

 かつてはグレッグ・マダックスやランディ・ジョンソン、ロジャー・クレメンスといった超大物も来日していたが、過去2回(06年・14年)は比較的小粒なメンバー構成に。やはりオフはしっかりと肩・肘を休ませたいという球団側の意向が強く、エース級の参加は難しくなっている。

 また、日米野球における目玉となるのが日本人選手の凱旋だ。1996年に野茂英雄が参加をして以来、2000年は佐々木主浩、2002年はイチロー、2006年は城島健司に井口資仁など、日本人メジャーリーガーたちが日本で躍動する姿を見せた。2014年も岩隈久志と和田毅の2人がメジャーチームの一員として来日している。

 4年ぶりの開催となる今回も、日本人選手が何人出てくるのかという点は気になるところ。大谷翔平(エンゼルス)はもちろん候補の一人になるが、オフにトミー・ジョン手術を受ける可能性も高まっており、そうなると今回の出場は見送られてしまうだろう。大谷以外では田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)、平野佳寿(ダイヤモンドバックス)といったところが候補になる。

 さらに、“凱旋”という意味ではマイルズ・マイコラス(カージナルス)も忘れてはならない。2015年から2017年まで巨人でプレーした右腕は、メジャー復帰1年目の今季ここまでで14勝4敗という立派な成績をマーク。チームの救世主となっている。もし、その勇姿が東京ドームで見られたら…。きっと日本人選手に負けず劣らずの大声援に迎えられることだろう。

 大物選手の追加や、あっと驚くサプライズ選出はあるのか…。今後の展開から目が離せない。


文=八木遊(やぎ・ゆう)



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