コラム 2019.11.24. 18:00

こんなこともありました…「Googleトレンド」で見る巨人の2019年

無断転載禁止
5年ぶり37度目のセ・リーグ優勝を決め、坂本勇(左)と抱き合う巨人・原監督=横浜

人々がジャイアンツに最も関心を持った日は…?


 世界中の検索傾向がわかるGoogleトレンド。各球団名の検索回数を日ごとに集計し、今年3月の開幕からレギュラーシーズン終了までの約半年間で“最も検索回数が多かった日”をトップ3形式にまとめ、球団ごとに振り返っていく。


 4年ぶりに戻ってきた原辰徳監督に大きな注目が集まった今季の巨人。開幕戦こそ敗れたものの、以降は一度も勝率5割を下回ることなく、シーズンを通して安定した強さを見せた。日本シリーズではソフトバンク相手に4連敗と歯が立たなかったが、復帰1年目に“リーグ制覇”という結果を残した原監督の手腕は称賛に値するだろう。

 そんな巨人の日付別検索回数・トップ3は以下の通り。


1位:9月21日=対DeNA(横浜)
2位:5月29日=対阪神(甲子園)
3位:6月2日=対中日(東京ドーム)


▼ 9月21日:5年ぶりのリーグ制覇!

 2019年・巨人の検索回数1位は、9月21日のDeNA戦。敵地で5年ぶりのリーグ制覇を達成した日だ。

 前日に2位・DeNAを破り、優勝へのマジックナンバーを「2」としていた巨人。この日は高卒ルーキーの戸郷翔征を先発に抜擢すると、4回2/3を投げて2失点と力投。しかし、打線の援護がないまま、試合は後半へ。

 巨人は7回に1点を返すも、9回もあっという間に二死と追い込まれてしまう。それでも、連続四球でチャンスを作ると、小林誠司が値千金の適時打を放って2-2。延長戦に持ち込む。

 迎えた10回、ここも2つの四球でチャンスをもらうと、二死となってから途中出場の増田大輝が決勝の適時打。伏兵の一打で試合をひっくり返し、逆転勝利を挙げた巨人が5年ぶり37度目の優勝を果たした。


【横浜】DeNA - 巨人(24回戦)
巨|000 000 101 1|3
De|002 000 000 0|2


▼ 5月29日:“伝統の一戦”で悪夢…

 2位は5月29日までさかのぼる。甲子園で行われた、阪神との“伝統の一戦”だ。

 この時点では広島が首位を走り、巨人と阪神が2位を争うという状況だったセ・リーグ。巨人としては負けると3位転落という試合だったが、序盤のうちに3点を先制して主導権を握る。

 ところが、リリーフが捕まり4-4の同点とされると、試合はそのまま12回へ。勝利がなくなった巨人は12回に桜井俊貴がピンチを招くと、代わった池田駿もこの流れを食い止めることができず、一死満塁として代打・高山俊にサヨナラ満塁本塁打を被弾。ショックの大きな1敗を喫し、阪神に抜かれ3位に後退となった。


【甲子園】阪神 - 巨人(9回戦)
巨|101 100 010 000 |4
神|000 020 020 004x|8
 

▼ 6月2日:今季の投打の柱が躍動

 そして、第3位は6月2日。この日は交流戦前最後の戦いとなった中日戦だった。

 巨人は山口俊が先発。初回に失策絡みで1点を失うアンラッキーな展開も、その後は立ち直って7回まで1失点の力投。すると打線も3回に坂本勇人が同点弾を放つと、5回には2打席連発となる2ランを放って逆転。力投の山口を援護する。

 終盤は継投でリードを守り、そのまま3-1で快勝。今季の巨人を引っ張った投打の柱・山口と坂本の奮闘で試合をひっくり返す、まさに今季を象徴するような戦いだった。
 

【東京ドーム】巨人 - 中日(11回戦)
中|100 000 000|1
巨|001 020 00X|3


 久々にリーグの覇権を奪い返した巨人だが、阿部慎之助の引退や山口俊のメジャー挑戦といった話も出てきており、埋めるべき穴も少なくない。

 そんななか、国内FA市場では選手を獲得することもできず、例年になく苦戦を強いられている印象もある。原辰徳監督はここからいかにしてチームをつくり、リーグ連覇を目指していくのか。指揮官の真価が問われる。


文=八木遊(やぎ・ゆう)

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