マリナーズが状態上向き…?

◆ 今季は16チームがポストシーズンへ

 ア・リーグ西地区3位のマリナーズは現地時間13日(日本時間14日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に7−3で勝利。連勝を2に伸ばした。

 直近10試合は7勝3敗と好調を維持。最大で「11」まで膨れ上がっていた借金を「4」まで減らし、勝率5割、そして閉ざされかけていたポストシーズン進出の道も現実味を帯びてきている。

 コロナ禍で行われる今季のメジャーリーグ。ワールドチャンピオンを決するポストシーズンには、全体の半数以上となる16チームが進出できる。

 出場枠は各リーグ8チーム。各地区2位までの6チームと、3位以下の中から勝率の高い2チームが、ワイルドカードとして参戦、という流れだ。

 現地13日終了時点で21勝25敗のマリナーズは、地区2位につけるアストロズから1.5ゲーム差。ワイルドカード8枠目で並ぶインディアンスとヤンキースからは4.5ゲーム差。アストロズとの直接対決がまだ3試合残っており、西地区2位でのポストシーズン進出であれば、可能性は十分にありそうだ。

◆ メジャーで最もポストシーズンから遠ざかる球団
 
 マリナーズが最後にポストシーズンに進出したのは、なんと2001年のこと。イチローのメジャー移籍1年目までさかのぼる。

 イチローの大活躍もあって、当時のことを鮮明に覚えているというファンの方も少なくないだろう。しかし、あれから昨年まで実に18シーズンに渡って、ポストシーズン進出を逃し続けてきた。もちろん、この「18シーズン」という数字は、メジャー30チームの中で最も大きい。

 なお、マリナーズ以外に10年以上ポストシーズンから遠ざかっているのは、マーリンズとパドレス、そしてホワイトソックスの3チーム。次いで8シーズン遠ざかっているフィリーズも含めた4チームは、実は13日時点で全てポストシーズン圏内に位置している。

【最後のポストシーズン進出とシーズン数】
1位:2001年(18季) マリナーズ
2位:2003年(16季) マーリンズ
3位:2006年(13季) パドレス
4位:2008年(11季) ホワイトソックス
5位:2011年( 8季) フィリーズ 

 ちなみに、もし、レギュラーシーズンが13日で終了したと仮定すれば、2位から5位のチームは書き換わることになる。

※もし13日でレギュラーシーズン終了なら…
1位:2001年(19季) マリナーズ
2位:2013年( 7季) レッズ
3位:2014年( 6季) タイガース
3位:2014年( 6季) エンゼルス
5位:2015年( 5季) パイレーツ
5位:2015年( 5季) ロイヤルズ

 次点のレッズですら、わずか7年前にはポストシーズンを経験していることになり、マリナーズの暗黒ぶりがより際立つことになってしまうのだ。

 ナショナルズが昨年ワールドシリーズに出場したことで、既存の30チームで唯一、ワールドシリーズ未経験となったマリナーズ。コロナ禍でポストシーズン枠が拡大された今季、ラストスパートをかけ、チャンスを生かすことはできるだろうか。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県出身。大学卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。日本にファンタジーベースボールを流行らせたいという構想を持ち続けている。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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