コラム 2021.06.14. 12:10

投打に加えて光る機動力!自慢の「足」でリーグVへとひた走る阪神

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阪神・中野拓夢 (C) Kyodo News
2021.06.13 13:00
東北楽天ゴールデンイーグルス 5 終了 6 阪神タイガース
楽天生命パーク

難がある守備力をカバーできる総合力の高さ


 セ・リーグ首位の阪神が、交流戦終盤でその強さを見せた。交流戦中盤までは、勝っては負けるという「オセロ状態」で勝率5割の壁に阻まれていたが、日本ハム、楽天との終盤2カードを6戦全勝とし、気づけば交流戦をセ球団トップ、12球団全体でも2位で終えた。

 今季の阪神は、投打ともにレベルが高い。12球団ワーストの失策数を記録するなど、かねてより課題とされる守備には相変わらず難があるものの、それをカバーして勝利につなげる力がある。

 広い甲子園を本拠地としながら、巨人に次ぐリーグ2位の本塁打数を誇り、ここまでの273得点は、1試合多く消化しているヤクルトの263得点を上回るリーグトップの数字だ。それには、他球団を大きく引き離す、「.278」という高い得点圏打率も影響しているだろう。2位のDeNAの数字が「.259」であり、その差は2分近い。

 また、チーム防御率3.28は、中日の「3.04」に次ぐリーグ2位。今季は西勇輝がやや精彩を欠くこともあって「絶対的エース」と呼べるような投手はいないものの、リーグトップタイの6勝を挙げている秋山拓巳をはじめ、青柳晃洋、ガンケル、ルーキーの伊藤将司ら、2桁勝利を期待できる先発投手が何人もいる。

 加えて目を引くのが機動力だ。広島など3球団がまだ全日程を終えていないものの、交流戦で阪神が記録した25盗塁は、18盗塁で2位のロッテを大きく上回るダントツの数字である。若林と源田の離脱があったものの、12球団ワーストである西武の4盗塁と比較すると、その突出ぶりが際立つ。


足で接戦を制した交流戦ラストゲーム


 交流戦のラストゲームとなった6月13日の対楽天戦は、その数字を象徴するような、足を活かした試合だった。3回、左安打で出塁した中野拓夢は、続くマルテへの初球にスタート。悠々と二塁をおとしいれ、マルテの先制適時打を呼び込んだ。また、7回の二死一、三塁の場面では、今度は一塁走者の近本光司も初球に盗塁を決める。二進したことで、続く中野の浅い左前打でも2点を加えることとなった。

 極めつきは、同点に追いつかれて迎えた最終9回だ。相手クローザー・松井裕樹の前にふたりが倒れるも、粘って四球を選んだ梅野隆太郎が意表を突くディレードスチールを敢行。相手守備陣のミスを誘って一気に三進し、近本の決勝適時三塁打を呼び込んだ。

 この日、阪神が記録した3盗塁はすべて得点につながった。しかも、この試合における得点はすべて二死走者なしの場面からもぎ取ったものだ。多くの評論家が「今季の阪神打線はどこからでも点を取れる」と評するが、その要因のひとつに、たとえ二死からでもひとたび出塁すればチャンスを広げられる足がある。

 阪神には、レギュラー陣の他にも、江越大賀、熊谷敬宥、植田海ら俊足を誇る控え選手も多い。ゲームの後半には彼らが次々と代走として送り込まれ、積極果敢に盗塁、進塁を狙っている。

 数年前までの阪神というと、盗塁数ではリーグ最下位が定位置であった。しかし、2019年以降は逆にリーグトップであり、今季もここまでに記録している59盗塁は、41盗塁でリーグ2位の巨人に大差をつけるダントツの数字だ。

 ハイレベルの投打に加えて足もあることは、大きなアドバンテージとなると見ることができる。夏場を迎える今後は、投打ともに疲労の影響が必ず表れる。「足にはスランプがない」という常套句もあるように、そんなときには機動力で勝ち星を拾うようなこともあるだろう。阪神が、16年ぶりのリーグVに向かって自慢の足でひた走る。

※数字は6月13日終了時点


文=清家茂樹(せいけ・しげき)

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