コラム 2021.11.19. 06:44

明治神宮大会にドラフト候補が続々登場!押さえておくべきプロ注目選手は?

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明治神宮大会で注目すべき高校生は…?[写真提供=プロアマ野球研究所]

日本シリーズと同日に開幕!


 日本シリーズと同日、11月20日(土)に開幕する明治神宮野球大会。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となる。




 高校の部は、来年3月に開かれる選抜高校野球の前哨戦。大学の部は、4年生を含めたチームの総決算という意味合いが強い。そして、来年のドラフト対象選手にとっては大きなアピールの場である。

 プロアマ野球研究所では、今大会で特に注目される2022年のドラフト候補を紹介していきたい。

 今回は高校生編だ。



広陵のエース・森山陽一郎は「防御率0点台」


 投手でまず最も注目を集める存在となりそうなのが、広陵のエース・森山陽一郎だ。

 秋の中国大会では、4試合すべてに先発すると27回2/3を投げて3失点(自責点2)、防御率0.65という見事な投球でチームを優勝に導いている。


 ストレートは140キロ台前半と驚くようなスピードがあるわけではないが、長いリーチで高い位置から腕を振り下ろすことができており、身長181センチという上背以上にボールの角度が感じられる。

 しっかり腕を振って投げられるフォークボールにはブレーキがあり、大きいカーブで緩急も使える。主戦となったのは今秋からだが、神宮大会の活躍次第では一気に評価を上げる可能性があるだろう。


クラーク国際の右腕・辻田旭輝にも注目


 投手でもう1人、ポテンシャルの高さを感じさせるのが辻田旭輝(クラーク国際)だ。

 北海道大会では、指のマメをつぶして回復途上だった影響から「背番号3」を付けて出場。それでも、準決勝の東海大札幌戦では1失点(自責点0)、11奪三振で完投。決勝の旭川実戦でも好投し、チームの優勝に大きく貢献した。


 少しステップが狭く、上半身の強いフォームだが、コンスタントに140キロを超えるストレートと縦のスライダーのコンビネーションは安定感がある。また、球数が100球を超えても球威・制球ともに落ちないスタミナ面が魅力だ。

 このほか、猪俣駿太(明秀日立)や上加世田頼希(敦賀気比)、川原嗣貴(大阪桐蔭)、別所孝亮(大阪桐蔭)も将来が楽しみな投手たちだ。


捕手には3人の注目選手


 捕手では、野田海人(九州国際大付)や松尾汐恩(大阪桐蔭)、田代旭(花巻東)といった注目選手が揃っている。


 野田はイニング間のセカンド送球タイムでコンスタントに1.90秒前後をマークする強肩が最大の魅力。加えて地肩の強さだけでなく、フットワークの良さも目立つ。

 さらに、投手としても145キロを超えるスピードを誇り、リストの強さを生かしたバッティングも持ち味。九州大会・初戦の鹿児島城西戦では、ダメ押しのソロも放っている。


 捕手としての総合力では、松尾も負けていない。

 昨年の選抜高校野球の終了後から正捕手の座をつかむと、夏の甲子園では8番ながらバックスクリーンに飛び込む一発を放つなど、2年生とは思えないバッティングを見せた。新チームでは打順が3番に上がり、レベルの高い選手が揃うチームの中で攻守ともに安定したプレーを見せている。


 田代は4番を任されている強打の捕手。体つきは少し細身だが、安定したスローイングと広角に打ち分けるバッティングで花巻東を牽引している。

 注目の1年生スラッガー・佐々木麟太郎がホームランを量産できるのも、後ろを打つ田代の存在が大きいと言えるだろう。


神宮から来秋のドラフトへ


 捕手以外をみると、石川ケニー(明秀日立)や海老根優大(大阪桐蔭)、内海優太(広陵)、黒田義信(九州国際大付)といった強打の外野手が多い。


 なかでも、走攻守の三拍子が高いレベルで揃い、頭一つリードしているのが黒田だ。

 左打者でありながら、安定した踏み込みでサウスポーを苦にすることなく、センターを中心に鋭い打球を放つ。秋の九州大会では、4試合で7本の安打を放った。

 その内訳も、二塁打1本に三塁打3本、本塁打も1本と、長打力と脚力を兼ね備えている点も魅力。夏までは三塁を守り、新チームからセンターに回ったが、守備範囲の広さと強肩に注目だ。


 大会前の時点では、「上位指名、間違いなし」という目玉候補は不在という印象。しかし、2018年に出場した奥川恭伸(星稜→ヤクルト)や、2019年に出場した高橋宏斗(中京大中京→中日)は、明治神宮大会の活躍で一気に評価を上げた。

 今年も彼らのように、この大会をキッカケに一気に上位候補となる選手が出てくることを期待したい。


☆記事提供:プロアマ野球研究所



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