コラム 2022.03.19. 07:30

「まだまだ発展途上」ヤクルト・池山隆寛二軍監督が語るチームの展望【夢追うツバメたち】

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「チームスワローズ」もう1人の“指揮官”池山隆寛二軍監督[写真=別府勉]

第30回:一軍と二軍、ひとつになったスワローズ


 「チームスワローズ」として戦い、20年ぶりの日本一を達成した2021年。神戸での激闘を終え、選手たちが嬉し涙を流したシーンはまさにチームの一体感を象徴していた。

 20年前の2001年も、ヤクルトはチーム全員で日本一の栄冠を勝ち取っている。池山隆寛二軍監督は当時、選手としてベンチで赤いメガホンを片手に仲間を鼓舞し続けていた。そのときのことをこう振り返る。

 「数々の優勝がある中、2001年はグラウンドに立てていない代打というのがメインでしたけど、チームというのは勝っているとひとつになっていく。ベンチで一体となって戦っていたというのが2001年だと思います」

 昨年もグラウンドにいるメンバーだけで戦ってきたわけではない。ベテランの嶋基宏がベンチで声を出し、若手に助言することもあった。かつてレギュラーを張っていた川端慎吾は代打として待機し、勝負所で結果を残した。

 さらに、一軍と二軍がスクラムを組んでひとつの集合体となって戦ってきた。

 「二軍から一軍へ行った選手が頑張って勝利に貢献でき、そういう中でのチームスワローズというところを評価してくれた高津監督にはすごく感謝したいし、そういう一言もかけてもらったことに対しては、少しでも貢献できたのかなという思いでいっぱいです」

 高津臣吾監督と同じ2020年から指揮を執り「一軍のバックアップというのを常に心がけている」という池山二軍監督は、チームスワローズの躍進をこのように話した。

 そして、これから将来のスワローズを背負って立つ若手選手についても語ってもらった。


常勝チームへ、将来の主軸候補は…?


 選手時代は5度のリーグ優勝と4度の日本一を経験した池山二軍監督。90年代の黄金期に主軸として活躍し、1992年、93年には球団初のリーグ連覇にも貢献した。今年はそのとき以来となる29年ぶりの連覇を狙える年だ。

 「92年は日本シリーズで選手ひとりひとりが成長させてもらった。あの大舞台の中で、王者・西武と対等に戦えたというのはすごい自信になった」

 日本シリーズという舞台は選手を大きく成長させる。今年、4番の村上宗隆をはじめとする若い選手たちがさらに成長した姿を見せられるか。若手の底上げがリーグ連覇、さらには球団史上初となる2年連続日本一のカギを握っている。

 「村上は立派な4番バッターに成長しましたし、これからもヤクルトを背負って立ってくれると思う。そういう意味でチームの4番、エースというところがしっかりしていくと、まずチームの中心部分ができてくる。あとは若手で(一軍)キャンプに参加させてもらった内山壮真や長岡とかが力をつけて、そういう主軸に加わってもらいたい」

 名前を挙げた内山壮真については「体は決して大きくないですけど、去年、ホームラン(ファームで8本塁打)も打ちましたし、1年目からそういう結果を出せるというところは伸ばしていってもらいたい。右バッターが少ない中、(将来の主軸)候補のひとりではないかと思っています」

 同じく右打者では、4年目21歳の濱田太貴も有望株だ。「初球から思い切り振れるというのは(濱田の)強みだと思うし、もう少し安定感を身につけていければ、レギュラーの座はそう遠くないのかなと思っています。練習の中で力強く振れるというのは評価できるので、そこは伸ばしつつ、試合の中での対応力が課題になってくると思います」


奥川、高橋は「投手陣の柱になりつつある」


 ファームには、育成選手を含めた次代を担う若手投手陣の姿も目につく。

 池山二軍監督は「奥川にしても、高橋奎二にしても順調に投手陣の柱になりつつある。そういう意味でも、(ファームの選手は)ひとりでもふたりでもチームの枝になっていけるように。まだまだ幹にはなれていないと思う。しっかりとした実績を積み上げて力をつけていってもらいたい」と、若い投手陣の飛躍に期待する。

 そして「奥川にしても、今年は先発のローテーションとして、いかに登板できるかが課題だと思う」と、将来のエースへさらなる成長を促した。

 昨年の日本一で終わりではない。投打で若手の底上げができれば、常勝チームを築き上げていくことができる。

 「頂点に立ったので追われる立場にはなるんですけど、まだまだ発展途上のチームだと思う。ひとりひとりの気持ちがいかに大事で、勝つためにはやっぱり心ひとつ、気持ちひとつにしていかなければいけない」

 池山二軍監督は、あらためてチームがひとつになることを強調した。

 「1年間長丁場なので、良いときも悪いときもある。悪いときを早く切り替えて、勝っているときはキープしないと優勝の二文字は見えてこないと思う。今年もケガ人を出さずに1年間乗り切るというところがひとつのテーマではないかと思います」

 2022年、「チームスワローズ」の船出は新たな黄金期の始まりとなるか。今年も一軍と二軍が団結して頂点をつかみに行く。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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