コラム 2022.05.16. 17:44

シーズン換算わずか「23失策」 好調・楽天はエラーをしない

無断転載禁止
パ・リーグ首位を快走する楽天 (C) Kyodo News

歴代記録を大きく更新する可能性も?


 5月15日、パ・リーグ首位の楽天が西武に勝利した。

 先発した則本昂大は3回に先制を許したものの、7回をその1失点(自責0)に抑えて今季2勝目をマーク。チームの連敗を4でストップした。




 楽天の好調ぶりの要因のひとつとして、「失策の少なさ」が挙げられる。

 この試合では捕手・太田光の後逸によって失点したものの、チームの失策は0。今季ここまでの楽天の失策数はわずか「6」だ。

 リーグ2位のソフトバンクと日本ハムでも18失策だから、その1/3というダントツの数字である。



 このままのペースでいくと、今季終了後にはとんでもない記録を残すことになるかもしれない。

 シーズン最少失策は2017年のソフトバンクと1991年の西武が記録した「38」。ただし、シーズン試合数はそれぞれ143、130とちがいがあるため、実質的には2017年のソフトバンクの数字が歴代トップである。

 その1試合あたりの失策数は「0.27」。対して、36試合を消化して6失策である今季の楽天の1試合あたりの失策数はなんと「0.17」となる。

 シーズン143試合に換算すると23失策。2017年のソフトバンクの記録を大きく更新する可能性も高い。


失策の少ないチームは優勝確率が高くなる


 一方、セ・リーグに目を向けると巨人の失策数の多さが目立つ。

 ここまでの巨人の32失策は12球団ワーストの数字だ。2020年には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてシーズン試合数は120だったものの、歴代3位となるシーズン43失策でペナントレースを制している巨人。現在リーグ3位にとどまっていることには、失策の多さも少なからず関連しているだろう。


 実際、歴代失策数ランキング上位のチームの多くはリーグ優勝を果たしている。

 以下は、歴代失策数ベスト4のチームとシーズン順位だ。


▼ 歴代失策数ベスト4
1位:ソフトバンク(2017年)
38失策/シーズン1位

1位:西武(1991年)
38失策/シーズン1位

3位:巨人(2020年)
43失策/シーズン1位

4位:巨人(2021年)
45失策/シーズン3位

4位:中日(2019年)
45失策/シーズン5位

4位:中日(2004年)
45失策/シーズン1位


 ランクインした延べ6チームのうち、じつに4チームがシーズン1位となっており、失策が少ないチームがペナントレースを制する確率はやはり高いといえる。

 2013年以来、9年ぶりのリーグ優勝に向かってひた走る楽天。今季終了後には、「シーズン1位」という順位とともに、上記のランキングに名を連ねることになるかもしれない。


文=清家茂樹(せいけ・しげき)



【PR】東北楽天ゴールデンイーグルスを観戦するなら「DAZN Baseball」

今江敏晃新監督のもと、11年ぶりの日本一を目指す楽天。則本昂大のクローザー転向や浅村栄斗のサードへのコンバートなど、チーム改革が功を奏するか。

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西