ツインズ・前田健太にとって勝負の後半戦がはじまる

◆ 今年は“勝負の年”

 ツインズの前田健太が完全復活に向けて着実に歩みを進めている。

 ドジャースでの4年を経て、ツインズでも今季が4年目の前田。渡米時にドジャースと結んだ8年契約が今季いっぱいで切れるため、シーズンオフの去就にも注目が集まっている。

 しかし、右腕の視線の先にあるのは次の登板のことだけだろう。

 契約最終年の前田にとって、今季はまさに勝負の年。21年9月に受けたトミー・ジョン手術の影響で22年シーズンを全休した右腕が、1年以上に及ぶリハビリ生活を経て、メジャーのマウンドに戻ってきたのは今年4月だった。

 オープン戦で結果を残し、開幕ローテーションの座を確保。敗戦投手にはなったものの、復帰登板でいきなり5回1失点の好投を見せてファンを安堵させた。

 ところが、2試合目で6回4失点と打ち込まれると、「全身の疲労」で3試合目の登板を回避。幸いすぐに回復し、数日後に次のマウンドに登ったものの、4月は結局4試合に登板して0勝4敗、防御率9.00という不本意な成績に終わった。

 すると4試合目の登板を終えた4月下旬に右上腕三頭筋の張りを訴え、15日間の負傷者リスト(IL)入り。1カ月後にはマイナーでリハビリ登板ができるまでに回復したが、メジャーでの復帰登板にはそこからさらに1か月の時間を要した。

 結局、前田がメジャーのマウンドに再び戻ってきたのは、6月23日のタイガース戦のこと。今季“1度目”の復帰は消化不良に終わっていたが、“2度目”の復帰後は好投を続けている。

 まず初戦のタイガース戦で5回を無失点に抑え678日ぶりの勝利を飾ると、続く28日のブレーブス戦で5回2失点(敗戦投手)、7月4日のロイヤルズ戦は今季最長となる7回を投げ1失点(勝利投手)と3試合連続で好投。この間の防御率は1.59で、首脳陣から全幅の信頼を勝ち取ろうとしている。

◆ 改善すべきポイントは?

 地区優勝を目指すチームにとっても、ポストシーズン経験が豊富な前田は欠かせないピースとなるだろう。

 ツインズは前半戦を終えて45勝46敗と黒星が1つ先行しているが、地区首位のガーディアンズとは僅か0.5ゲーム差。オールスター直前に3連敗を喫した嫌な流れを断ち切るべく、前田は14日の後半戦初戦の先発マウンドを託された。

 対戦するのは、今季の借金が42に膨れ上がっているアスレチックス。後半戦白星スタートを切りたい前田にとっては絶好の相手といっていいだろう。

 後半戦でチームを優勝争いに導く活躍ができるか。そのカギとなるのが、相手打線の“2巡目”を抑えられるかどうかだ。

 今季の前田は、1巡目の被打率が.211(57-12)で被本塁打2と試合の序盤は上々の投球を見せている。ところが2巡目になると.365(52-19)で被本塁打2と捕まるケースが増加。3巡目を.158(19-3)で被本塁打0と抑え込んでいるだけに、2巡目の投球がカギになるというわけだ。

 14日のアスレチックス戦も、まずは最初18人の打者に対して最少失点で切り抜けたいところ。それができれば、チームの勝率5割復帰が見えてくる。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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