川本光憲
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「ワシは何とも思わんよ」…サンドバッグを受け入れた、高木守道さんの懐の深さ
◆ ミスタードラゴンズに別れ 昨年1月17日に急性心不全のため78歳で亡くなった、中日OBで元監督・高木守道さんのお別れの会が、1月26日に名古屋市内の... -
竜の未来を担う19歳の主砲候補 石川昂弥は岡本和真を超えられるか
◆ 未来の主砲候補、2年目の春 2019年のドラフト1位、石川昂弥の2年目が始まった。 昨秋に体調不良を訴えて秋季教育リーグ「みやざきフェニック... -
福留さん、大島さんが打席に立ったら…中日のドラ1・高橋宏斗の望み
◆ 「一軍の戦力になる力はない」 いよいよ、春季沖縄キャンプが迫ってきた。中日が一軍・二軍の振り分けを行うスタッフ会議を開いたのは1月14日。その日のう... -
来季は「走れることをアピール」…荒木雅博の“最後のスパイク”を掘り起こした京田陽太
◆ 通算378盗塁の先輩から譲り受けたもの もらったことは覚えている。大切にしてもいた。でも、それを「使う」と考えるまでには2年かかった。 ... -
中日・大島洋平が描く、高橋周平と根尾昂の“W成長プラン”
◆ 「根尾をどうしようか」 中日・大島洋平の頭には“一挙両得プラン”が浮かんでいた。 対象はチームメートの高橋周平と根尾昂。来年1月の自主トレに... -
「1億円なんて思っていませんが…」 8年ぶりAクラスの中日が迎えたコロナ禍の契約更改
◆ 「一発サイン」でお馴染みの男が… コロナ禍により、開幕時期から試合数、来場者の受け入れ人数まで変わった特別シーズン。さて、契約更改交渉はどうなるのか... -
四つ葉のクローバーにドングリも…中日のトレジャーハンター・木下拓哉
◆ 恒例の質問「何を拾いましたか?」 いくらサービス精神旺盛な男と言えど、さすがの困り顔だった。 10月25日、神宮球場で行われたヤクルト戦。決... -
「周平は最初、右打ちでした」…中日の主将・高橋周平はなぜ左打ちになったのか
◆ 竜の主将による劇的なアーチ 劇的な結末だった。10月15日、ナゴヤドームで行われた中日-阪神の一戦。中日は1点ビハインドで9回裏を迎え、二死ながら二... -
「反則投球じゃない?大丈夫?」 井端氏を驚かせた男・マルクが歩むデビューへの道
◆ ナゴヤ球場で原石を探す あれは7月中旬だった。侍ジャパンの内野守備走塁コーチ・井端弘和氏が解説の仕事で数日間、名古屋に滞在していた。 コロナ... -
教え子対決に「幸せです」 聖光学院・斎藤智也監督の“特別な夜”
◆ 「奇跡的なこと」 手のかかった子ほどかわいいという。福島県が誇る甲子園常連校・聖光学院高の斎藤智也監督(57)は、目頭を熱くした。 9月23... -
近所の子どもを「叱れる」男 中日・平田良介が辿り着いた1000安打
◆ 正直で素直な男が辿り着いた節目 駄目なものは駄目という。自分の子どもに対するしつけならできる。けれど、範囲を近所に広げると、どうだろう…。なかなか言... -
1500安打で思い出す…中日・大島洋平「どこだろ?捨てたんだと思います」
◆ 大島洋平という男 中日・大島洋平外野手(34)が18日、神宮球場で行われたヤクルト戦で通算1500安打を達成した。 入団から11年目での到達... -
「野球の日」に本拠地デビュー 中日・根尾昂、“2年目のドラ1”の現在地
◆ 8月9日=「野球(8・9)の日」 代打コールで場内が盛り上がった。上限5000人に限定したナゴヤドームとは思えない熱気が充満する。 2年... -
「大野さん、きょうだけは勝ち星譲って…」 日体大・辻コーチは祈った
◆ “先輩”と投げ合った“愛弟子” その感情は複雑ではなく、明確だった──。 7月31日、ヤクルト戦(ナゴヤドーム)。今季7度目の登板で初勝利を... -
「出る気でした」…記者の携帯に残る、中日・高橋周平からのメッセージ
◆ 復帰が「見送り」に… 7月24日(金)の阪神戦。中日・高橋周平内野手(26)にとって、この日は復帰戦となるはずだった。 一軍に合流し、シート... -
修羅場をくぐってきた男たち…阿部寿樹と岡野祐一郎、竜の逆襲のカギを握る“遠回り組”
◆ 「迷惑をかけていたので…」 こんなに静かなヒーローインタビューも珍しい。コロナ禍のせいで観客が少ないだけが理由ではなさそうだった。 16日、... -
「頼むぞ、ワチョ」…竜の新任コーチの祈りが通じた“スイープ阻止”
◆ 3タテ阻止の立役者 試合が終わると、記者の携帯が鳴った。無料通話アプリ「LINE」のメッセージ通知だった。 「心配していたのでホッとしていま... -
「やるしかないっしょ」…中日の主将・高橋周平が誕生した夜
◆ 4年ぶりの白星発進! 6月19日(金)、プロ野球の2020年シーズンが開幕。中日は敵地・神宮に乗り込んでヤクルトとの開幕戦に望み、延長10回の激闘を... -
中日の秘密兵器候補は「第5の助っ人」 実はあの“伝説の右腕”のご近所さん
◆ 戸惑った“投手の投げ方” 無観客のスタンドに響いた打球音は「ボコッ!」──。会心というより、詰まっていた。それでも、低い弾道の白球は、そのまま左翼フ... -
「母数が少ないから」…名古屋大出身左腕・松田亘哲が素質を証明するまでの道のり
◆ 「名古屋大初のプロ野球選手」の今 開幕を控えた一軍が本拠地・ナゴヤドームで紅白戦を行っていた、5月30日。名古屋大から育成ドラフト1位で入団した投手...