ニュース 2018.02.28. 18:41

【上一色中学】本気で勝利を目指すから「敗戦」に価値がある

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勝ったとき以上に負けて学ぶことのほうが多い


――卒業生の多くが高校で活躍していますが、指導者の立場として中学時代にどういうことを伝えたいと考えていますか。
「高校に行っても『おれはやれる!』という気持ちにさせることです。自信がなければ、強い高校ではやっていけませんから。そのためにも、キャッチボールとバッティング。平日はだいたい2時間半の練習時間がありますが、前半30分はキャッチボールで、残りの2時間はバッティングにあてています」

――「自信」という意味で、中学時代に勝つ経験は大事だと思いますか。
「とても大事だと思います。2年連続で全中に行かせてもらいましたが、やっぱりその代の選手たちは高校でも自信を持ってプレーしています。ただし、勝てなかったからダメというわけではありません。本気で勝利を目指しても、日本一にならない限りはどこかで必ず負けるわけです。だからこそ、その負けに価値がある。
毎年、上一色中は最後の夏にいい負け方をするんです。紙一重のところで負けて、選手はみんな号泣しています。私もそれを見てもらい泣きしてしまうのですが……、2016年に全中の決勝で負けたときは、彼らの涙を見て、『いい負けだな』と思いました。負けた悔しさがあるから、高校でも頑張れる。もしかしたら、勝ったとき以上に、負けて学ぶことのほうが多いのかもしれません」

――いい言葉をありがとうございます。小学生を受け入れる立場でもありますが、最後に小学生に向けてのメッセージもお願いします。
「部活でも硬式クラブでも、『どこに入っても頑張れ!』ということです。どのチームを選んだとしても、その先で頑張れば自分自身が大きく成長していきます。でも、頑張らなければ、いい結果はついていきません」

――西尾先生が考える「頑張る」とは?
「自分で目標を決めて、目標を達成するために毎日決めたことを継続していくことです。1日100本素振りをすると決めたのであれば、それをやり続ける。人にやらされるのではなく、自分の意志で続けたことは必ず力になり、自信になります」

小学生だけでなく、人生そのものに言えることですね。本日はありがとうございました!
(取材・撮影:大利実)

次回予告
「強打の秘訣はどこにある?バッティング練習に迫る」


<監督プロフィール>

西尾弘幸(にしおひろゆき)
1957年生まれ。前任の小松川第三中時代を含め、夏の関東大会に5度出場。毎年打ち勝つチームを作り上げる。打撃指導をまとめたDVD『上一色中野球部のバッティング〜狭いグラウンドで打ち勝つチームを作る方法〜』も発売している。(取材・撮影/大利実)

「上一色中学」連載予告



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