ニュース 2018.03.12. 16:56

【日高アポロボーイズ】週2回の練習でも勝てる秘訣は「選手の自立心」

――保護者の協力する姿勢が目立っている気がします。当番制などはあるのですか?
ケガや病気など、もしものことがあったときのために当番はあります。ただ、子どもの人数が多いこともあり、一年に一回か二回程度です。ただ、それよりも、我が子が野球をする姿というのを見て欲しい気持ちが強いですね。やっぱり、お父さんとお母さんが練習を見ると子どもはやる気を出すんですよ。だから30分だけでもいいので、子どもたちの頑張りを見てあげて欲しい気持ちがありますね。


――保護者の方に一番伝えたいことは何でしょうか?
あまり厳しいことを言わず、子どもたちを追い詰めないで欲しいですね。そうなってしまうと「もういいや」と思って、野球を嫌いになってしまう恐れがあるので。




――練習は休日の2日間だけ。それでも大会で勝てる要因は何でしょう?
グラウンドはいわば、試合に出るためのアピールをする場です。平日に自宅で素振りなど個人練習をし、その成果を僕らに発表する。試合に出て活躍したいからこそ、自分で進んで練習をするようにしなければいけません。

――最近指導の現場で耳にする『選手の自立心』といったことですね。自立心を小学生の段階で芽生えさせるコツはありますか?
うちでは練習試合でよく選手自身にランナーコーチをやらせています。コーチをやると自然と色々な角度で野球を見ることができます。あと、子どもたちでサインを出し、1点を取りに行かせることもあります。もちろん上手くいかないことは多いです。だけど、難しいことに対し、自分たちで考えることって必要だと思うんです。

子どもたちの技術レベルは昔に比べ高くなっています。でも、大人にやらされている野球では想像力が育たない。アウトにするためなら、ジャンピングスローにトライしたっていい良い。自分で考え、挑戦していくことで想像力が生まれ、自立心というのは育まれていくんだと私は思います。


野球を楽しむ心と、自立心を育む指導。それが全国屈指の強豪チーム日高アポロボーイズの強さの秘訣なのかもしれない。(取材・撮影:児島由亮)

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