ニュース 2018.04.10. 08:41

【市川シニア】子どもたちが高校野球をやり切った時が中学野球の本当のゴール



――指導方針や指導方法など、昔からこのような考えをお持ちだったのでしょうか?
私には3人の息子がいるのですが、彼らが野球を続け、成長を見守るにつれて徐々に僕自身が子どもを理解していったんだと思います。
また、以前に学童野球を6年間指導した経験も凄く大きい。
小学生を沢山見てきて、子どもは小さい大人ではないと気づかされました。
技術を教えることも大切ですが、それ以上に考えることの大切さ、攻める気持ち、一球の重みを子どもたちに伝えるべきだと思いました。
僕は社会人野球時代に夏の都市対抗に向けて本気で取り組み、そこで仲間と共に必死に戦い、野球の楽しさや苦しさを改めて学びました。
会社や家族を背負い、いい大人が子どものように負けたら泣き、勝っても泣いた(笑)。
真剣に取り組めば取り組むほど、野球の楽しさを存分に味わえるということを彼らに教えていきたいんです。



――最後に市川シニアの子どもたちに今後望むことを教えてください。
みんなが強い心と、仲間を思う優しい心を持つ人間になって欲しいですね。
簡単に言えば「イイやつ」ですかね(笑)。
あと、今後待ち構える高校野球の時間を宝物にして欲しい。
自分から逃げず、やり切ったらきっと一生の財産になるはずです。
みんなが高校野球を終え、グラウンドに遊びにきたときに「3年間やり切りました!」そう言われた時に、僕らの指導が本当のゴールを迎えるんだと思っています。

宇野監督、ありがとうございました!

(取材・撮影:児島由亮)



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