ニュース 2021.08.13. 17:44

個人参加OK! 学童野球の新しい試み「PCG-FUTURES GAMES」

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この春から本格始動した“子ども達を真ん中に置いた学童野球”「PLAYERS CENTERD GAMES」(以下、PCG)。子ども達自身がゲームを創り、野球を楽しめるように学年、実力に応じてルールが異なる4つのカテゴリーがあることは以前にヤキュイクでも紹介した通りです(詳しくはこちら)。そんなPCGが今度はチームに加入していない子どもや野球をやってみたい子どもが個人参加できる試合「PCG-FUTURES GAMES」をスタート。一体どんな試合になったのでしょうか?




子ども達が野球を「クリエイト」


初めての試みとなるこの日、個人参加で集まったのは5年生と6年生の男の子2人。そこにPCGに参加しているチームの5、6年生20名も加わり、合計22人で70分制の試合を2試合行うことができました。



試合開始前には子ども達だけでライン引きやグラウンド整備など試合の準備。ちなみに試合でも塁審を務めるのは子ども達。これはPCGでは普段から行われていること。それは日頃から子ども達自身が野球を「クリエイト」することを大切にしているから。それに加えてこの日は、集まった22人シャッフルしてのチーム分け、ポジション決めも子ども達だけで行いました。





はじめはぎこちなさも見えた子ども達でしたが、試合前のキャッチボールが始まるとお互いにもう名前で呼び合うなどすぐに打ち解けているようでした。



試合中も主役はもちろん子ども達。ベンチの監督、コーチ達は球数をカウントしつつ、「思いっきり!」「頑張って!」などの声はかけますが守備位置の指示や打席での「待て」や「打て」などの具体的な指示は行いません。サインも指示も全て子ども達。ピッチャーは予め子ども達が決めた順番で交代していきました。
「この暑さなのでキャッチャーも途中で交代させる必要があります。子ども達がそこを忘れそうであれば大人が声をかけてあげないといけないと思っています」と試合前に話してくれたのはPCG事務局長の塚本さん。しかし、大人の心配をよそに子ども達で話し合いキャッチャー交代もスムーズに行っていました。





はじめて同じチームになる子ども達同士の即席チーム。普段と違うポジションに苦戦する場面も見られましたが、それでも相手チームのファインプレーにはベンチの大人も子どもも、見守る保護者からも「ナイスプレー!」の声と拍手が飛び、最後まで楽しそうにプレーをしていました。

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