ニュース 2025.01.18. 21:52

【都市大塩尻】長島由典監督|少年野球は「全員使って勝つ」を目指して欲しい

無断転載禁止
2023年秋は県大会で準優勝、2024年春は県大会優勝と、近年コンスタントに上位に進出している長野県の東京都市大塩尻。そんなチームを2018年から指導する長島由典監督に、中学生を見るときにポイントや少年野球に対して思うことなどを伺いました。




【中学生は光るものが何か一つあれば十分】


——中学生を見るときは、技術的なところはどんな部分を意識して見ていますか?

足の速さ、足を見ますね。足を使うのがうちのチームスタイルですから。打つことよりも足の速さ、そしてとりあえずはちゃんと守れるか、というところになりますね。バッティングは水ものですので極端にいうと打てなくても仕方がないくらいのつもりで常に見ています。うちのチーム的にはパワーよりも足と守備ですね。

——守備の部分ではどの程度のレベルを求めますか?

捕る、投げるの基本的なことができていればいいですね。言い方が難しいですが、うちにきてくれるレベルの子達って、関東のトップクラスの高校でレギュラーを獲るのは厳しいけど「長野の高校だったらチャンスがあるかも」という子達になりますから。中学トップレベルの子達が来てくれるわけではありません。だから関東の強豪シニアとかボーイズの補欠なんだけど、足が速いとか光るものが何か一つあれば十分なんですよね。そういう子が実際にうちでは伸びてレギュラー候補になってくれていたりしますから。

——県外の子を積極的に見ているのでしょうか?

長野県内も「見に来てください」と言われれば喜んで行かせて頂くのですが、伝統校である松商学園さんのOBの方が中学の指導者にも多いですし、上田西に行きたいという子も多い。太刀打ちできないというのが本音です。

——昔の選手と今の選手を比べて感じることはありますか?

うちのチームは上下関係なんかはほぼないですから、そういう面でのストレスが今の下級生にはないと思います。ただ怒られ慣れていないですよね、昔に比べて。ちょっとガツンと言うと萎縮してしまったり、そういう子が多いと感じます。ですから今の時代は、その辺を気をつけながら接しないといけないなと思っています。

——将来、高校で活躍するために小中学時代にやっておいた方が良いことなどはありますか?

色んな遊びをすることが大事かなと思います。アメリカみたいに色んな競技をやってもいいんじゃないでしょうか。あとは柔軟、ストレッチですね。身体が柔らかい方が自分が思ったように身体を動かしやすくなりますし。

ポスト シェア 送る

もっと読む

連載・コラム
カラダづくり
練習
お役立ち
チーム紹介
TOPICS