◆ 2勝2敗と浮き沈みが激しい原因は?岩本氏「ちょっとした燃え尽き症候群があって…」
日本ハム・金村尚真が27日、ロッテ戦に先発登板。初回に二者連続適時打で2点を失うと、4回には角中勝也に2点本塁打を浴びた。5回にも1失点と振るわず、6回104球・9安打6奪三振5失点でマウンドを降りた。
27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した五十嵐亮太氏は、この日の金村の投球内容について「甘いコースをしっかりロッテ打線が見逃さなかった。初回の投球を見ていると、右打者の内角・左打者の外角にツーシーム、左打者の内角にはカットボールと投げ分けも非常に良かったし、直球も投げ分けられていたので、これは投手戦になるだろうと思っていた。だけど甘く入ってきた球をロッテのクリーンナップが見逃さない所が失点につながった。そんなに悲観的にならなくていいなと思うような投球だった」と分析。岩本勉氏が「もともとライン出しの良い投手で、打たれた球がちょっと甘く入った感じか」と問うと、五十嵐氏は「追い込むまでは良いから、そこから先をどうするかが、今日の課題」だと述べた。
今季2勝2敗となった金村に対し、岩本氏が「開幕戦完封、その後ちょっと打ち込まれ加減、それで20日に完封してからの今日の結果だった。勝利は完封2つで、その後勝ち星が行ったり来たりしている」と指摘すると、斎藤雅樹氏は自身の経験を踏まえて「その日の調子ももちろん違うし、気持ちの持っていき方、盛り上げ方が上手くいかなかったこともある」と語った。岩本氏は「完投勝利などをしたときは、すごくアドレナリンが出切っている。ちょっとした燃え尽き症候群がそのローテーションの中にあって、体は癒えてちゃんと調子を上げられるけど、気持ちを上げることが難しかったのをすごく覚えている。メンタルも持っていこうと意識してから大分収まった。金村も一回それを意識しながらローテーションの6日間ほどを過ごしてみるのもいいかもしれない」と助言を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』