◆ デビューから全試合先発で6連勝!岩本氏「満を持して4年目でこの姿、何も遅くない」
日本ハム・達孝太が29日、西武戦に先発登板。9回115球・4安打8奪三振1四球1失点とプロ初完投で今季5勝目を挙げた。
デビューから全試合で先発し6連勝の達について、29日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』に出演した笘篠賢治氏は「フォークボールをしっかりと操れる。もちろんストライクを取るフォーク、三振を狙いにいくフォークという使い方ができる人はたくさんいるが、それをコントロールする自信(がある)。自分が不利になったカウントで、しっかりとフォークでストライクが取れる。そしてフルカウントで困ったときでもフォークが投げられる」と分析。打者目線で「このフォークがボールになって四球という形が出てくれると、フォークの使い方が変わってやはりあの速い真っ直ぐが来ると読めるが、四球も出さない。これが一番ややこしい所」だと西武打線を翻弄した投球を称賛し「だからこういう投球をすればそりゃ勝てるよね。やはり素晴らしい投球をする。”フォークの魔法使い”という投手」と表現した。
岩本勉氏は「イニングの先頭をしっかりアウトに取るとか、スコアリングポジションに走者を抱えた時のギアチェンジなど、先発投手として流れの中でちゃんと自分のテイストを変えていく能力もしっかり持っている」と評価し「本人は4年目と言ったが、その4年間、日本ハムはメニューとプログラムを達孝太用のものを作り、しっかり本人と向き合わせながら、満を持して4年目でこの姿。何も遅くないし、高卒4年目だと何なら早い方だ」と語った。
平松政次氏は「投球が荒れないからね。ボールが行ったり直球が速かったりとか、そういう荒れがないから、これは監督やコーチとしても任せられる。そういう部分の投球に丁寧さがある。良い選手が出てきたね」と述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』