◆ 齊藤氏も「本当に怖い」と言及…解説陣が揃って注目したチームは?
23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、セ・リーグの前半戦を振り返り、解説陣が後半戦の展望を語った。
首位・阪神が2位に9.5ゲーム差をつけて独走するも、2位・DeNAから5位・広島までがわずか3ゲーム差と、Aクラス入りへ激しい争いが繰り広げられているセ・リーグ。齋藤明雄氏は「主力選手に怪我人が出ているチームは、浮上できていない感じがする。阪神は怪我人がいなくて、DeNAは4番を打つオースティンがいない。巨人は岡本和真がいない。中日は打線の中軸の細川成也が今は復帰しているが、怪我をしていた。広島はメンバーは揃っているが、ちょっと今は打線に元気がない」と各チームの事情を総括。野村弘樹氏は「勝敗だけでいうと、阪神以外の2位以下が全チーム借金でしょ。交流戦で負けが多かったというのを含めても、2位以下が全チーム借金というのもちょっとね…。ゲーム差的には、2位から5位までは分からない状態」と勝敗数に注目しながら分析した。
Aクラス入りに向けて、後半戦で浮上が予想されるチームについて問われると、野村氏は「不気味なのは中日。開幕前でいくと中日も苦しいだろうなというなかで、実際スタートは苦しかったが、19日まで7連勝もあった。ああいう勝ち方ができると、ぐぐっと来そうだなと。DeNA、巨人、広島が上位かなというなかでの中日の頑張りを最近感じる」と中日の躍進に言及。齋藤氏も「中日は本当に怖い。20日と21日にDeNAに負けはしたが、バッテリーの若さも出たし、配球やボールの扱いの丁寧さが少しないような投げ方をしていた。オールスター休みの期間中に反省をして、ミーティングをして練習に取り組んでいけば、そこそこいけるのではないかという感じがした」と、バッテリーの成長がAクラス入りのカギを握ると語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』