◆ 拒否権行使せず、マイナー再調整へ
ニューヨーク・メッツは現地時間5日、千賀滉大投手(32)のマイナー降格を発表した。契約にはマイナー降格に対する拒否権が含まれているが、千賀本人が球団からの要請を受け入れる形となった。
MLB3年目の千賀はここまで22先発で7勝6敗、防御率3.02という成績。6月中旬までに7勝、防御率1点台という好発進を見せたが、現地6月12日のナショナルズ戦で守備中に右太ももを痛めて離脱。この負傷からピッチングが暗転した。
7月11日のロイヤルズ戦で1ヶ月ぶりの復帰を果たすも、以降9登板に渡って白星が付かず、同期間での防御率は「5.90」と低迷。8月31日のマーリンズ戦では5回途中5失点と打ち込まれるなど、復帰後は一度も6イニングを消化することができなかった。
ナショナル・リーグ東地区2位のメッツは、首位フィリーズを6ゲーム差で追い、ワイルドカード圏内3番手に位置。8月16日には球団3位有望株のノーラン・マクリーンがデビューを飾り、そこから4戦全勝。同4位有望株のジョナ・トンも29日のデビュー戦で初白星をマークした。さらには、千賀と入れ替わる形で同5位有望株のブランドン・スプロートがメジャーへ初昇格し、同9月7日のレッズ戦で先発登板を予定。ルーキー3投手を加えた新たなローテーションで2年連続のポストシーズンを目指す模様だ。