ニュース 2017.01.31. 11:27

【番組情報】衣笠祥雄氏が人生と映画について語る

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映画について語る衣笠氏
 CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」に 元プロ野球選手の衣笠祥雄氏が登場する。

 同番組は、様々な分野で活躍する著名人がかけがえのない“映画体験”と、それにまつわる人生の様々なエピソードを披露する番組。衣笠氏は、「007 ロシアより愛をこめて」、「未知との遭遇」、「スター・ウォーズ」、「2001年宇宙の旅」、「インデペンデンス・デイ」について熱く語った。

 小学生当時、大スターとして活躍していた石原裕次郎の主演映画をたくさん観ていたという衣笠氏。中学生の頃から野球に夢中になり、映画を観に行く時間もなくなっていたという彼が、プロ野球選手になってから最初に観たという「007 ロシアより愛をこめて」について、「野球しかやっていなくて世の中を知らない子どもでしたから、見るものすべてが新鮮でした。ドンペリというお酒も、アストンマーティンというスポーツカーも、この映画で初めて知ったんです。一生懸命頑張って、いい車に乗りたい、おいしいものが食べたいと願うような世代に生まれたので、この映画で描かれている世界は憧れでいっぱいでした」と、現実の生活を描くことの多かったそれまでの日本映画とはまったく違うスケールで展開されるこの映画に対するインパクトの大きさについて語った。

 SF映画好きな衣笠氏が、純粋にエンタメとして楽しめる映画と紹介する「スター・ウォーズ」。何度も観ることで、あるテーマを突きつけられたという。「好きな宇宙モノだし、撮影方法も素晴らしいし、初めて観た時から楽しめました。もしもこの映画のように、宇宙から敵が攻めてくるようなことがあったら、今の地球人は結束できるんだろうか?そんなことを考えました。だけど、続編を何作も観ていくと、単純に“主役がカッコいい”とか“映像がすごい”だけの映画じゃないんだと思い始めました。実は、『どう正しく生きるか』ということがテーマなんじゃないかって。『今日のあなたは正しく生きましたか?』と問われているように感じます」。

 作った人の思い入れを感じたという「インデペンデンス・デイ」については、「将来、本当にこんなことが起こるんじゃないか?という恐怖感を抱きました。僕は、野球の試合では、絶対に勝てると自分を信じてやってきました。でも、実際にこの映画のようなことが起こったら、人間は勝てないと思う。それでも人間はどうやったら勝てるのかを一生懸命考える生き物ですよね。それが生きている証なんじゃないかって思うんです。僕がSFを好きになったのは、世の中には知らないことがたくさんあるということをSFが教えてくれたから。アスリートがみんな、今日より明日はもっと良い選手になりたいと思うのと一緒で、人間だれしもが知らなかったことを知りたいし、できなかったことができるようになりたいし、生きる楽しみはそういうところにあるんだと感じています」と、衣笠氏独自の視点で語った。

 そのほか、野球にのめり込み、プロ野球選手へと進むきっかけや、野球人生を大きく変えることとなった大切な人との出会いについてなど、人生についても大いに語った。


番組情報

「この映画が観たい#41 ~衣笠祥雄のオールタイム・ベスト~」
CS映画専門チャンネル「ムービープラス」
初回放送:2月6日(月)23:00~23:30
再放送:2月10日(金)18:30~19:00
      14日(火)11:00~11:30
      16日(木)11:00~11:30
      27日(月)11:15~11:45
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