福良淳一 ,
談笑する福良監督ですが、このあと...(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ キャンプの風物詩

 2月1日、いよいよ始まったプロ野球の春季キャンプ。長かったオフがようやく終わり、新シーズンへ向けた戦いの幕が開ける。

 そんなキャンプにおける序盤の注目ポイントとなるのが、その年の「リタイア1号」。大変不名誉なことではあるのだが、最初に離脱してしまった選手は大きく報じられる。

 時期が時期だけに、過去には2月1日からインフルエンザを発症してしまう選手がいたり、最近ではウォームアップ前のストレッチで開始10分のスピードリタイアという珍事もあった。

 果たして、今年はどこの誰になるのか…。そんな中はじまったキャンプの初日に、ある事件が起こった。

◆ オリ期待の大砲候補が…

 オリックスの4年目内野手・園部聡が、1日で二軍に降格。それがケガや体調不良によるものではなく、「自己管理の甘さ」が原因だったことが判明したため、このニュースは大きく取り上げられた。

 聖光学院から2014年のドラフト4位でオリックスに入団した園部。高校通算59発のパンチ力が売りの右の大砲候補として期待を受けるも、プロ1年目の夏に右肘を故障。手術を受けた影響で、1年目のオフに育成契約となってしまう。

 それでも2016年にはかつての打棒を取り戻し、6月は打率.308、5本塁打、10打点という成績でウエスタンリーグの月間MVPを獲得。7月1日に晴れて支配下復帰を果たすと、9月のソフトバンク戦では待望のプロ初本塁打を記録するなど、少しずつ頭角を現していこうというところだった。

 しかし、キャンプ初日に福良淳一監督からカミナリを落とされる。オフの間に増量した体の「キレのなさ」を指摘され、まさかの“強制リタイア”となってしまった。

◆ 徹底した意識改革で逆襲を

 オフの間の増量が指摘されてしまう選手というのはたまにいるものの、初日で強制送還となってしまうのは珍しい。裏を返せば、福良監督の今季にかける想いの現れとも取れるだろう。

 最下位からの逆襲を目指すチームは、オフに打の柱・糸井嘉男がFA移籍。競争による底上げが不可欠な状態となっている。

 そんな中、競争を盛り上げる存在の一人として期待を込めていた園部がまったく準備できていなかった。そうなると指揮官も鬼にならざるを得ない。

 すべては同じことを繰り返さないために…。これから始まる長く険しい戦いにおいて、一切の甘えは許さない。生まれ変わろうとする2年目の福良オリックスから目が離さない。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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