キャンプ初の休日で、沖縄伝統の弦楽器、三線の演奏に挑戦した中日の柳(左)と京田=沖縄県読谷村(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 待ちに待った休日

 2月1日にはじまった春季キャンプも、各チームが第2クールを迎えた。

 最初のつらい練習を乗り越え、待っているのは休日。各チーム最初の休日には、イベントごとが仕込まれていることが多い。

 というわけで今回は、各チームの新人選手を中心に行われた「休日のイベント」情報をまとめてみた。今回はセ・リーグの6球団編。

▼ 広島
・加藤拓也、床田寛樹 『飫肥城訪問 』

 広島の新人2人は、日本100名城にも選ばれた飫肥城を訪問した。

 日南市飫肥付近を中心に伝わる独自の弓術「四半的(しはんまと)」の体験を行ったほか、人力車に乗っての観光でつかの間の休息をたのしんだ。

▼ 巨人
・阿部慎之助 『神々の住む町』

 巨人の阿部慎之助は、「神々の住む町」として九州屈指のパワースポットと知られる高千穂町を訪問した。

 貸しボートに乗り、「真名井の滝」の真下で自然の力に触れたほか、高千穂神社が誇る樹齢800年の御神木を訪問。大記録がかかるシーズンを前に大きな力をもらった。

 通算2000本安打までは残り83本…。ベテランの挑戦から目が離せない。

▼ DeNA
・浜口遥大、尾仲祐哉、狩野行寿、進藤拓也、佐野恵太 『幸運の白ヘビ』

 DeNAの新人5名は、おきなわワールドを訪問。伝統の踊り「エイサー」に挑戦した。

 また、同所の名物である“幸運の白ヘビ”とも触れ合い。全長3メートル・体重15キロのインドニシキヘビを5人で首からかけ、記念撮影も行われた。もう怖いものなどない…?

▼ 阪神
・大山悠輔、小野泰己、糸原健斗 『いちご狩り体験』

 阪神の新人3名は、宜野座村の志良堂いちご園でいちご狩り体験を行った。

 3人で真っ赤ないちごを取りまくり、その場で食べまくる。「疲労回復に良いので」と大山。第2クール、そしてその先にある目標へ向けて、パワーを蓄えた。

▼ ヤクルト
・寺島成輝、星知弥、中尾輝、菊沢竜佑 『アイス作り体験』

 ヤクルトの新人4名は、浦添市で特産品づくりを体験した。

 沖縄で有名な「ブルーシールアイス」の牧港本店では、アイスの手作りを体験。トッピングを全員で行い、できあがった特大アイスを試食した。

 ほかにも特産の絹織物「うらそえ織」の生産施設で機織りを教わるなど、ふだん触れることのない文化を体験する充実した一日となった。

▼ 中日
・柳裕也、京田陽太 『三線体験』

 中日の新人2名は、沖縄に伝わる弦楽器「三線」の演奏を体験。桐谷健太の「海の声」を歌い、場を盛り上げた。

 中でもドラ1・柳は驚異的な順応力を披露。最後も「本業の方でも三振を」というコメントで見事に締めくくっている。

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