1イニング当たりの球数が少ない投手は?
『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)の開幕まで1カ月をきった。今大会もこれまで同様、球数制限が用いられる。そこで、日本代表に選出された投手たちが今季、1イニングあたりどのくらいの球数を投げているのかを調べてみた。
【WBCの球数制限】
・決勝ラウンド=最大95球まで
・1試合で50球以上を投球=中4日
・1試合で30球以上を投球=中1日
・30球以下でも連投した場合=中1日
侍ジャパンの中で、1イニングあたりの球数が最も少ないのは、岡田俊哉(中日)で15球。次いで牧田和久(西武)、平野佳寿(オリックス)の15.1球だった。
リリーフとしての活躍が期待される岡田は、昨年11月に行われたメキシコ・オランダとの強化試合でも、テンポの良い投球で結果を残した。11日のメキシコ戦は、0回2/3をわずか2球。12日のオランダ戦は、1イニングを11球で切り抜けた。
反対に球数が多かったのは、松井裕樹(楽天)の18.9球。楽天の守護神として2年連続30セーブを挙げ、侍ジャパンのクローザー候補でもある松井裕だが、昨季は1イニングに30球以上を要した試合が2度あった。2015年11月のプレミア12では苦しむ場面も見られただけに、同じ国際大会の舞台で成長した姿を見せたいところ。
様々な規定があるなか、小久保監督や権藤投手コーチの決断・采配にも注目だ。
侍ジャパンに選出された投手の1イニングあたりの球数
<15.0球>
34 岡田俊哉(中日)
昨季の球数:967
昨季の投球回数:64回2/3
<15.1球>
35 牧田和久(西武)
昨季の球数:1184
昨季の投球回数:78回2/3
66 平野佳寿(オリックス)
昨季の球数:923
昨季の投球回数:61回
<15.2球>※先発候補
20 石川歩(ロッテ)
昨季の球数:2469
昨季の投球回数:162回1/3
<15.6球>※先発候補
11 菅野智之(巨人)
昨季の球数:2863
昨季の投球回数:183回1/3
19 増井浩俊(日本ハム)
昨季の球数:1270
昨季の投球回数:81回
<16.0球>
12 秋吉亮(ヤクルト)
昨季の球数:1122球
昨季の投球回数:70回
41 千賀滉大(ソフトバンク)
昨季の球数:2706
昨季の投球回数:169回
<17.0球>※先発候補
30 武田翔太(ソフトバンク)
昨季の球数:3103
昨季の投球回数:183
<17.2球>
15 宮西尚生(日本ハム)
昨季の球数:815
昨季の投球回数:47回1/3
<17.4球>※先発候補
14 則本昂大(楽天)
昨季の球数:3384
昨季の投球回数:195回
17 藤浪晋太郎(阪神)
昨季の球数:2948
昨季の投球回数:169回
<18.9球>
10 松井裕樹(楽天)
昨季の球数:1180
昨季の投球回数:62回1/3